東京都葛飾区 Y様 ／ 中古マンション＋リノベ
この家には、部屋を仕切るドアがない。玄関からキッチン、リビングダイニング、寝室とすべての部屋がつながる個性的なプランです。どうしてこのようなリノベーションになったのでしょうか。オーナーはこう話します。「建築士さんには、『掃除がしやすく、玄関は広く、室内のドアはいりません』と希望を伝えました。すると、その場でさっと間取りを描いてくれたのですが、それがまさに私たちの理想にぴったり！よく汲み取ってくれたと感動しました」。 玄関を開けると、2台の自転車が置かれた広い土間が。白を基調としたシンプルな空間に余計なものは加えず、手持ちの家具に合うデザインで統一したとか。各部屋を仕切るドアがないため、視線が抜けて開放的。面積以上の広がりを感じます。また各居室へと光と風も存分に取り込む効果も。さらに、玄関土間の一部にワークスペースを設けたりバルコニーの内側をインナーテラスにしたりと空間を最大限に有効活用。「クローゼットも思い切ってオープンにしたら、お気に入りのものだけになりました。ここで暮らすようになり、片付けもラクになりましたね」。
1. こだわったのは、広い玄関。自転車が置けるゆとりを確保し、キッチンともつながる動線があることで、買物したあと靴を脱がずに食品を冷蔵庫に保存できます。2. 仕切りのない部屋は想像以上の開放感。必要に応じてカーテンで仕切れる工夫も。3. 空間を有効活用し、土間にはちょっとしたワークスペースも。4.クローゼットをオープンにすることで片付けもスームズに。
神奈川県川崎市 M様 ／ 中古マンション＋リノベ
洋服と靴がショップさながらに並んだ土間と大きなウォークスルークローゼット。エアコンも完備されたその空間は、まるで快適な衣装部屋といった趣です。「帰宅したら鍵と指輪を玄関脇の棚に置いてクローゼットへ。朝は着替えたら靴を履いて、大きな鏡で全身をチェック。日常生活の流れがスムーズになる動線が確保できるよう、建築士さんにお願いしました」と話すオーナー。すべての部屋には、異なる色の壁紙を採用。「空間との相性などを考えながら選ぶのは大変でしたが、本当に幸せな時間でした」。
コーディネートを楽しみながら。
見どころは海外ドラマに出てきそうな、エアコン付きのウォークスルークローゼット。内装もお洋服のコーディネートと一緒で、黒いドアに金のノブを合わせたり、チークの床にウォルナットの家具を置くなど、色のバランスにこだわるオーナーと協力しながら完成しました。
建築士広瀬由和（HOME STORE）
1. エアコン付きのウォークスルークローゼット。 2. 寝室には安眠を誘う夜空のような色の壁紙を採用。 3.クローゼットからの動線を考慮した玄関土間。
東京都港区 ／ リノベーションマンション
ゆとりのスペースを確保した、スタジオタイプの間取り。アクティブに活動するDINKSの生活拠点として、またエグゼクティブのセカンドハウスや、クリエイターのアトリエとしても機能するこの住まいは、木目の美しいウォールナットの建具とブラックの壁面がアーバンなムードを演出しています。ゴルフバッグなども悠々と置けるエントランス。ワードローブが美しく収まるシステム収納や、プラスαの空間演出として、窓際の床材を張分けするなど、都心の聖域とも呼べる、贅沢な住空間です。
ゆとりある暮らしを叶えるために。
約50㎡の中古マンション。1LDKではなく、スタジオタイプの1Rとするには設計にも思い切りが必要でした。家具で空間を仕切ったり、床・壁のカラーリングやマテリアルの切り替えによってゾーンニングを図り、悠々としたライフスタイルを実現できる空間が完成しました。
プランナー福田敦子
1. 空間が抜けることでゆとりと気配を感じるLDK。 2. 機能的なシステム収納が暮らしをサポート。3. シンプルで使い勝手のよいキッチン。
回遊できる、風通しのいい住まい。
「普段は開放的に使い、来客時だけ必要に応じて仕切れる工夫を」とのご希望から、トイレと浴室以外ドアがありません。大きな土間を取るために水廻りを動かし、パズルのようにプランニングを進めていくと、ぐるぐると回遊できる風通しのよい住まいになりました。平米数以上の広がりを感じることができると思います。
建築士広瀬由和（HOME STORE）