ウォルナットの風合いとやさしい明かりに家具も合わせて、気品あふれる雰囲気に。
物件概要
家族構成 | 2人暮らし |
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築年数 | 24年 |
間取り | 3LDK→3LDK |
専有面積 | 約74㎡ |
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工事費総額 | 約1830万円 |
種類 | 自宅リノベーション |
東京都江戸川区 S様
息子さんの独立で暮らし方が変わったのを機に、25年過ごしたご自宅のリノベーションをされたS様。
配管の施工などは目に見えないので、施工件数が多く信頼できそうと思ったインテリックス空間設計を訪問。建築士の作品を見て、その雰囲気が好みに合うと感じたそう。
さらに最初に提案された回遊式の間取りに、想定外ではあったけれどワクワクしたと振り返る。
落ち着きを生んだウォルナットの色みと照明
全体に木の色みと風合いを大切にした落ち着いたトーンを望まれ、建築士と相談。リビングから個室、廊下まで統一させたウォルナットのフローリングに合わせて、建具をはじめとしたインテリアをまとめていった。
巾木も床のウォルナットに合わせたことで、品格を感じさせる美しい仕上がりになっている。
リビングの照明も落ち着きを重視して、やわらかな光も選べる調光・調色機能をつけた間接照明とダウンライトでまとめた。
照明器具をすっきりと収めたおかげで、天井が高く、部屋が広く感じられるようになったとか。
家全体もシックにまとまり、大人のくつろぎ空間を演出している。
収納と快適さを重視してコストにメリハリを
キッチンの収納には、中が見えにくい上に圧迫感を与えないスリガラスの引き戸扉を使用。大好きなコーヒーを楽しむためのミルが置かれたオープン棚が部屋のアクセントとなっている。
また、本やCDのための棚も、スペースを巧みに利用して造作した。
収納棚に予算を掛けた分、キッチンや洗面などの設備はシンプル機能でリーズナブルなものを選び、コストにメリハリをつけた。
さらに、スケルトンリノベーションでしかできない部分にはしっかりと手を入れようと、断熱材とインナーサッシにもコストを惜しまなかった。
それまで北側の部屋が寒くて結露に悩まされていたが、非常に暖かくなりエアコンは冬でも19℃設定。長年悩んでいたのが嘘のように、暮らし心地が良くなったそうだ。
プロの視点でインテリアをトータルコーディネート
すっきりと落ち着いた雰囲気を希望されたS様に、リビングとキッチンダイニングを分ける淡いグレーのアクセントクロスを建築士が提案。キッチンに使われたモルタル調のクロスと相まって、水回りにモダンな印象を与えている。
新しい家の雰囲気に合うように、家具やカーテンのコーディネートも相談された。
出来上がりをイメージして選ぶのは難しいから、ある程度プロに任せたいとのことで、先に担当者が数種類をセレクト。予算と好みのバランスの中で、より良いものをスムーズに揃えていくことができたという。
仕事も趣味も充実するユニークなワークスペース
個室は、納戸のように何でも気軽に収納しておける部屋と、夫婦それぞれの寝室の3LDKを希望。
寝室と納戸をつなげて行き来する空間を利用する形で、ワークスペースが設けられている。
ワークスペースは背後に棚が迫るものの、両脇に抜けがあるので窮屈さはまったくない。それどころか、非常に集中できる空間になったとか。
窓があって明るい個室を納戸にするのは惜しいと、建築士の提案でワークスペースとしても使えるカウンターを設けた。
ここは今、読書スペースとして使われている。ワークスペースと読書スペースを行き来して気分転換も図れる、贅沢感あふれる書斎となった。
心を開いたからこそ、好みの家がスムーズに完成
ご自宅のリノベーションなので仮住まいへの一時的な転居が必要となり、リノベーションには体力も必要と感じたS様。しかしプランから完成までは想像以上にスムーズだったとか。
S様は建築士と担当者の経験と知識を信じ、まずは好みや要望を何でも言ってみるという姿勢で臨まれた。だからこそ、予算内でより良いものが提案された上に、好みと異なる見当違いな提案はまったくなかったと振り返る。
全体にトーンが統一されてすっきりとしながら、年輪を重ねたご夫婦にふさわしい品を感じさせる仕上がりとなった。
BEFORE

AFTER
