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限られたスペースを上手に使って収納たっぷり。天井や照明もこだわり抜いて美しく。

物件概要

家族構成 ファミリー
築年数 24年
間取り 2LDK→2LDK
専有面積 約68㎡
工事費総額 約1330万円
種類 購入してリノベーション

東京都港区 N様

ロケーションが気に入っている住み慣れた街で物件購入を考え、リノベーションを前提に中古物件を探したN様。
物件購入をした不動産会社に、「施工件数が多くて信頼できる会社」として、インテリックス空間設計を紹介されたという。
「当時は妊娠初期で体調がすぐれなかったのですが、建築士さんも担当者さんも私の話をとてもよく聞いてくれたし、ショールームについてきて、たくさんアドバイスをくれました。サンプルの手配も素早くて、初めての家作りなのに一切不安にならずに済みました」と振り返る。

広い作業スペースと収納を優先させたキッチン


内覧の時からキッチンはオープンにしようと考えていたという奥様。
「人に背中を見せて料理をするのが苦手なので、キッチンの向きは一番の希望でした。リビングで遊ぶ子供を見守れるので、やっぱりオープンキッチンにして良かったです」


パントリーを作るスペースがない分、収納はたっぷりと設けたかったそう。また、ゆったりと調理ができるよう、作業スペースを広く取ることも大きな希望だった。
そこでキッチンには幅と奥行きを持たせて、収納と作業スペースの両方を叶えた。
「背面のカップボードも、食器用の収納をしっかり取るために奥行き60cmで、引き出しがたくさんついているものにこだわりました。通路はやや狭くなり、コストも予定よりかかってしまいましたが、とても気に入っています」
リビングから見えないようにと、ゴミ箱をシンク真下に置いたのも奥様のこだわりのひとつ。水気のあるゴミをすぐに捨てやすく、見た目はもちろん、使い勝手も良いという。

隠す収納と魅せる彩りをバランス良く


リビングダイニングの奥にある洋室は、お子様のおもちゃがあふれた愛らしい空間。現在は引き戸を開け放ち広々と使っているが、将来きちんと壁を立てて独立した子供部屋にすることもできるように下地処理が施されている。


ダイニングには大きな壁面収納が設けられ、上からやさしく照らす間接照明の明るさを変えるのが最近のお子様の楽しみだとか。
「片付けが苦手なので収納は扉がある物が好きですが、全体を扉にしてしまうと圧迫感がありますし、ちょっと飾れる棚があると殺風景にならなくていいなと思い、カウンターを設けました。他にもリビングにはニッチを、玄関には絵を飾るためのライトをつけて、家に彩りをつけられるようにしました」
見せる収納は苦手と奥様は謙遜するが、センスの良い小物が飾られ、家全体に上品な印象を与えている。

仕切り壁で、ふさがず集中できるワークスペース


リモートで仕事をする日もあるという旦那様。
寝室の片隅にデスクを置くだけにしようと思っていたが、建築士から仕切り壁を提案されて、寝室とワークスペースをきちんと分けられるようにした。
エアコンなど空気の流れは妨げず、それでいて集中しやすい空間となっている。


奥にパソコンを置いても手前で書き物ができるデスクは、N様も想像以上の奥行きだったそうだが、たくさんの本を並べることができて使い勝手はいいとか。
「デスクだけでは本が収まり切らず、子供の絵本や文庫本用に本棚を設けました。子供が触っても安心なように、絵本のサイズを測って棚は作り付けに。寝る前には、本棚の前に座って自分で絵本を選ぶ子供の姿に癒やされています」と微笑む。

キレイに便利になったのはスケルトンならでは


物件購入直後にN様が唯一後悔したのが「梁をちゃんと見てなかったこと」だそう。リノベーションで梁を目立たなくできると知ったのも、フルリノベをする理由となった。
「高さの違う梁ばかりで、天井がガタガタしていたんです。相談すると、梁の高さやラインをそろえると天井がすっきりすると教えてもらいました。
ダイニングの天井は下げることになりましたが、リビングと段差ができるので、ダウンライトの光の当たり方なども相談しました。
かなり時間を掛けましたが、天井をキレイに整えてくれたおかげで気持ちもスッキリしました」と嬉しそうな表情だ。


またスケルトンにしたことで、子供部屋に2か所の小さなデットスペースがあるのが分かり、収納にしてもらったんだとか。
「潰して平らにしても良かったのですが、収納を増やしたかったのでそのまま活かしました。クローゼットの脇のスペースにはクリスマスツリーなど、たまにしか使わない物を。窓際のくぼんだスペースにはストレッチポールを立てています。
本当にちょっとした空間ですが、こんなに役立つスペースを発見できたのはスケルトンならではですね」

迷ったら投票!全員で楽しく進めた家作り


これまで海外を転々としていたことから、家にこだわりはなかったと話す旦那様は、
「暮らしてみると確かにこれはいいと思うポイントがたくさんあります。カスタマイズされたものの中で便利に暮らせるのはリノベーションならではですね。
今は、同僚にリノベーションいいよと勧めるぐらいお気に入りの我が家になりました」と笑う。


「体調の都合で、早めに希望を固める余裕はありませんでした。
ギリギリまで迷いに迷って、リビングのアクセントクロスやトイレの床などは、建築士さんをはじめ、そこにいるみんなに投票してもらったんですよ。現場でサンプルを並べて、現場の大工さんに相談したのも楽しかったです。
細かいところまでしっかりと検討できて、自分たちが暮らしやすい家になりました」
常に親しみやすい笑顔を絶やさないN様ご夫妻。奥様の体調と相談しながらのリノベーションとなったが、その明るさで周囲を巻き込み、素敵な家を楽しく作り上げることができたようだ。

BEFORE

AFTER

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