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夫婦の希望を合わせながら、思い出のイタリアをイメージした気品あふれる雰囲気に。

物件概要

家族構成 ファミリー
築年数 20年
間取り 4LDK→4LDK
専有面積 約97㎡
工事費総額 約1380万円
種類 購入してリノベーション

埼玉県さいたま市 K様

お子様の誕生を機にマンションの購入を決めたK様。
新築マンションの購入も検討したが、以前から興味があった断熱性能の高い家や、希望の内装デザインを叶えるにはリノベーションをするしかないと、物件購入もできるリノベーション会社を探した。

「先にリノベーションをしていた弟に、購入からリノベまでワンストップでできる業者の方が、プラン面ではもちろん予算面でもメリットがあるとアドバイスをもらいました。
インテリックス空間設計に相談したところ、私たちの予算内でできることをいろいろと提案してくれました」

新婚旅行で訪れたイタリアのイメージで


玄関を開けると、鮮やかなブルーの天井がまるで青空のように美しい。石壁のようなクロスと相まって地中海の街のようだ。

「旅行の思い出をもとに家を作る人もいますよと言われて、家のベースイメージが新婚旅行で行ったイタリアの雰囲気に決まり、モロッカンタイルや大理石風のフロアタイルを採用しました。トイレは新婚旅行で泊まったホテルっぽくなっちゃいました」と笑う。

上品なヨーロッパの雰囲気に仕上げるため、クロスにはかなり悩み、何度もショールームへ足を運んだと振り返るK様。

「リビングダイニングはくつろぐスペースなので目立ちすぎないよう、光の当たり具合で柄が見え隠れする白系のダマスク柄を選びました」
天井は青空のような廊下と自然につながりつつ、目に穏やかなグリーン系に。
「二人でサンプルをたくさん見て、色と柄を何度も考えました。二転三転しましたが、結局、最初に決めたものがいいねと落ち着きました」

笑顔が広がるオシャレな対面キッチン


動線が良くなると教えられてキッチンは対面式に。二人で立ってもゆとりがあるキッチンからは、近い将来お子様がリビングで遊ぶ様子を見守れる。
「常にキレイにしておかないといけないのは大変なので、カウンターを作って手元は隠しました」と笑う奥様。

夫婦揃ってワイン好きなので、悩みはワイングラスが増えていくこと。収納する場所が欲しいが、しまい込むと使わなくなるので見える収納にしたかった。そこで吊り棚を設けてワイングラスをぶら下げることに。まるでダイニングバーのオープンキッチンのような仕上がりになった。
「ここに夫が立つとバーテンダーみたいに見えるので、子供をダイニングテーブルに立たせて、マスター!いつものミルクちょうだい!なんて言って遊んでいるんですよ」と、お子様の手を振ると笑いがこぼれた。

和室はモダンに、個室はシンプルに


「フローリングだとごろんと横になれないので、和室が欲しかったんです」と言う旦那様と、オシャレな欧風に仕上げたい奥様。
お二人の希望を叶える折衷案が、正方形のモダン畳だった。
「最初は和室に反対でしたが、子供が遊ぶのには畳の方がフローリングより怪我をしないかもと思いました」と奥様も満足そう。

旦那様のお仕事はフルリモートなので、奥様は書斎を作ることを考えた。ところが旦那様は、
「ずっとリビングで仕事をしてきたので、ワークスペースがあれば十分です。それよりも子供が増えたら個室の数が必要になるので、将来の可能性を優先させました」と返す。
個室は他の空間とは一転、「子供が自分の好みでインテリアを楽しめるように」とクロスもドアも白くシンプルにまとめた。
この広いリビングダイニングに、お子様たちの笑い声が響く日が待ち遠しい。

大切と思えるポイントは妥協せずにやって正解

最初から最優先で奥様が希望していたのはインナーサッシ。断熱が目的だったが、サッシのおかげで遮音性も高まった。
「お隣のお子さんが遊ぶ声は聞こえませんし、うちもご近所さんから、赤ちゃんがいるとは思えないほど静かですねと言われました。
それに真冬にサッシの間の冷気に触れて、これが直接部屋に届いたら寒いだろうなと実感しました」
旦那様も、断熱、遮音ともに想像以上に効果があったと驚きの表情だ。

また、奥様が思い切って聞いてみて良かったと感じているのはドアノブ。コストを調整する作業の中で一度は妥協したものの、
「予算がかかってもドアノブなどの細部にこだわって良かったという事例インタビューを読み、それが心にずっと引っかかっていました。
もう終盤という段階で変えるのは迷惑かなと思いましたが、せっかく選んだクロスの雰囲気がドアノブひとつで台無しになってしまうと思い、ダメ元で頼んでみたんです。あの時、お願いできて本当に良かったと思います」と振り返る。

リノベ前に暮らし方や生活動線をチェック

ヨーロッパを中心に、海外のインテリア事例の写真を集めてイメージボードを作成していたという奥様。
「リノベーションは本当にオーダーメイドでした。いろいろとやれることがある分、こちらにも知識が必要だと感じました。マンションの購入前からもっと勉強しておいても良かったと思うくらいです」

旦那様は、奥様のようにはイメージをしていなかったことから、
「夫婦それぞれの勉強の度合いによって認識が違う部分がありました。プラン前に話し合って二人の温度を合わせておくといいと思います」と続ける。

「暮らしたことがない家の間取りだけを見て生活動線を想像するのは大変でした。自分たちがどう暮らしているのかを、もっとチェックしておけば良かったですね」と言う旦那様に、「そうでしょ!」と笑う奥様。
だが、奥様の勉強の成果が存分に発揮された、上品かつ思い出が詰まった家に仕上がった。

BEFORE

AFTER

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