家族そろって大好きなお酒をゆっくり楽しめる、美しさを追求したホテルライクな空間。
物件概要
家族構成 | ファミリー |
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築年数 | 35年 |
間取り | 3LDK→2LDK |
専有面積 | 約86㎡ |
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工事費総額 | 約2950万円 |
種類 | 自宅リノベーション |
東京都江戸川区 S様
30年以上暮らしたご自宅の配管修繕を各家庭で行うよう管理組合に依頼され、この機会にフルリノベーションをしようと思い立ったS様。
「以前、仕事で一流ホテルやリゾートホテルに宿泊することがあって、それがとても気持ち良かったのでホテルライクな家にしたいと家族に話しました」と、旦那様。
美術大学出身という奥様とお嬢様も、旦那様の目指すスタイリッシュで上品な家づくりに賛成されたという。
信頼できる会社を求めて、大手を中心に数社に相談してみたが、
「見積もりだけならインテリックス空間設計より安い会社もありました。でも、プランナーさんや建築士さんと話して、その知識量と誠実さに心を掴まれました。
ネガティブなことでも隠さず率直に話してくれるし、こちらの希望に対する応用力が驚くほどで、話してすぐに信頼できると感じました」と、熱く語ってくれた。
ラウンジのような重厚感のあるリビングダイニング
バーラウンジのようなリビングダイニングは、大きなダイニングテーブルが顔。家具設計士だった奥様のお父様が結婚祝いに贈られたというテーブルをメインに、インテリアをまとめ上げた。
「大好きなお酒をゆっくりと楽しめる空間にしたくて、お酒を飾るように並べられる収納や棚を造作しました。テーブルの雰囲気に合わせて作った収納には、ボトルやグラスが美しく見えるように間接照明を付けました」と、グラスを傾ける旦那様。
テレビの両サイドの棚も、ボトルの高さに合わせてタイルに自然に溶け込むように棚板をはめ込んだ。
天井とフローリングはすぐに交換できるものではないので、雰囲気がいいものにこだわったとか。折り上げ天井は梁を利用したもので、リビングとダイニング双方を間接照明が上品に照らす。
「以前はコタツでくつろいでいたんですよ。プランナーさんに素敵なソファーを勧めてもらい、今ではすっかりホテル気分で過ごしています」と旦那様が微笑むと、
「この家になってから夫の足取りが軽くて、何でも自分でしてくれるようになりました」と、奥様が嬉しそうに話す。
景色を楽しみながら料理ができるキッチンに
キッチンは、リビングに向かうお客様の目に触れてしまう場所。だからスタイリッシュに仕上げたかったという奥様とお嬢様は、「表面のパネルに指紋がつかないキッチンにしたくて、ワンランク上のタイプを選びました」と、顔を見合わせてニッコリ。
これまではダクトの都合でキッチンからの視界が遮られていたが、スケルトンにしてダクトの位置を変えたことで、抜け感を出すことにも成功した。
「おかげで、料理をしながら外の景色を楽しめるようになりました。春には満開の桜が見えるんですよ」と嬉しそうだ。
窓際にあるワークスペースの間仕切り壁は、キッチンからの視界を邪魔しない高さに設定した。
「最初は個室にしようと思ったんですよ」と旦那様が言うと、奥様とお嬢様が、「お父さんは寂しがり屋だから、一人で部屋にこもるなんてできないよ」と言って止めたと笑う。
常に物音が聞こえる環境にいるのが好きという旦那様。二人の言葉にしたがって正解だったようだ。
個室へのアプローチもスタイリッシュに
黒い幅木が、スチールの家具とよく合っているお嬢様の個室。デザイン系の仕事をされているそうで、「家で資料を広げることもあるので、色を確認しやすいようにモノトーンでシンプルにまとめました」と話す。
床をフロアタイルにしたのも、資料を広げての作業をしやすくするため。掃除がしやすいのも魅力だったとか。
「部屋の印象が暗くなりすぎないように、クローゼットの扉には木目を使って明るい色調を選びました。収納量がたっぷり確保できたので、仕事に使えるスペースが増えました」
個室のドアは、玄関から見えないように少し奥まっている。ドアの前にはスタイリッシュな照明が灯り、一流ホテルのロビーの趣だ。
「奥に個室があるようには見せたくないと話したら、建築士さんがちょっとしたアプローチと素敵なライトを提案してくれました」
夫婦の寝室は、クローゼットの通気のために設けたルーバー扉と腰高のアクセントウォールの木目がポイントに。ベッドとテレビが置かれ、まるでホテルの客室のような雰囲気に仕上がった。
人目に入るところは、とにかく美しく
来客の目に最初に触れるからこそ、玄関は美しさを重視したというS様。
広い玄関の正面には、奥様がひと目惚れしたという、木の素材感と波のようなボーダーが美しいアクセントウォールを。ライトが作る陰影がシックでラグジュアリーな雰囲気を演出している。
ニュアンスのある光を放つ丸いライトは、お嬢様のセレクト。思い出が詰まっていて大切にしているというパピルスの隣で、太陽のように輝いている。
そして、お客様の目に触れやすいトイレも、やはり美しさを大切に。
壁のタイルは、「清潔感があり、なかなか見かけないデザインを」と旦那様が選んだ。落ち着きがありながら、程よい明るさを求めて照明の数を決めたとか。
トイレからバスルームまでに前室を設けたのは、スムーズに生活できる動線を作りたかったから。
お嬢様は、「以前はカーテンで仕切っていましたが、私の入浴中に父はトイレを使いにくかったようです。脱衣スペースにドアを付けたことで、お互い気兼ねなく過ごせるようになりました」と、はにかむ。
遠慮なく意見を出し合えたから後悔はゼロ
「SNSで画像を集めて家族でイメージを共有したので、私たちがやりたいことをまとめて伝えられました」とうなずき合う3人。S様の希望とインテリックス空間設計の提案を出し合うやり取りは、時に白熱したと旦那様が笑いながら振り返る。
「プランナーさんも建築士さんも、私たちの希望を全肯定するわけではなく、より良いものにするための意見をどんどん出してくれました。
もし何も言われず、ただこちらの希望通りに進めていたら、もっとプロの意見を聞けば良かったと後悔したかもしれません。たくさん話し合ったからこそ、今の形になりました」
新しい家になってから、気がつくと家族がリビングダイニングに集まっているという3人。
「いい家になったねと、毎日のように言っちゃいます」と奥様とお嬢様が笑うと、
「朝はリビングで、ボサノバを聞きながらコーヒーを飲むんです。まるでリゾートホテルにいるような気分ですよ」と、旦那様も満面の笑みだった。
BEFORE

AFTER
