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趣味も仕事も存分に楽しめるリノベーションは、打ち合わせも施工中もとにかく楽しく。

物件概要

家族構成 2人暮らし
築年数 18年
間取り 2LDK→2LDK
専有面積 約74㎡
工事費総額 約1930万円
種類 自宅リノベーション

東京都世田谷区 K様

中古マンション購入時からフローリングの色が濃くて部屋が暗く感じるし、大好きなパンダたちに合わないと思い、張り替えたいと思っていたK様。
当時は築年数が浅いために躊躇したが、10年暮らしたのでいよいよ決断。10年間で溜まった部屋への不満も一気に解消することにした。

「ラフプランが良かった2社で悩みましたが、インテリックス空間設計の建築士さんとプランナーさんの提案プレゼンが楽しくて!
これから時間をかけて打ち合わせをするならこんな風に楽しくできたらと思いましたし、何でも気軽に相談できそうと感じたのでお願いすることにしました」

明るくてスッキリとしたキッチン


窓の外に眺望が広がるので、いつもバーチカルブラインドを開け放って過ごしているというK様。料理も景色を楽しみながらしたいので、窓に向かう対面キッチンを望まれた。

三枚引き戸でしっかりと隠せる大きな背面収納を設け、白くスッキリとしたキッチンがリビングダイニングをより明るく見せている。

「どこに何を収納するのかを絵にして建築士さんに見せました。そのおかげで、棚の幅も高さもコンセントの位置も完璧です」と、イメージ画が何枚も描かれたスケッチブックを見せてくれた旦那様。
食洗機で洗った食器を一歩も動かず棚に収納できるなど、家事動線も完璧だという。

棚の隣にある扉はクローゼット。
「母が2週間くらい泊まりに来ることがあるんです。母にはリビングで過ごしてもらうので、母用のクローゼットを作りました。普段は私のコートが掛かっていますけど」と笑う奥様。
キッチンやダイニングの窓に付けたロールスクリーンは、朝日でお母さまの睡眠を妨げないように付けたとか。

小上がりを設けて収納とスペースを確保


小上がりがインパクト抜群の寝室は、奥様のワークスペースも兼ねている。以前はウォークインクローゼットがありデスクは置けなかった。

「リビングで仕事をしていましたが、個室になるワークスペースが欲しいと思っていました。収納をオープンにして小上がりにしたら、十分なデスクスペースができて大満足です」
クロスは奥様が大好きなオレンジ色に。仕事中も気持ちを明るくしてくれる。

小上がりにはマットレスを敷くので、通気性を確保するためにすのこを使用。すのこの下には旦那様のギターケースがいくつも収まっている。

「保管しておきたいギターケースが10本以上分あるので、小上がりが想定より高くなりました。
でもそのおかげで私が使う足元の引き出しも容量が増えて、バッグは立てたまましまえるんですよ」と、思いがけない効果にニッコリの奥様。
収納量を確保するために棚も設けたが、まだまだゆとりを持って使えている。

大切なコレクションはディスプレイにこだわって

音楽好きな旦那様の部屋には天井までの本棚を設けて、本やCDをしっかりと収納。本数が多いギターの収納には困っていたが、

「楽器店でディスプレイネットを張った壁にギターハンガーを付けているのを見て、これだ!と思いました」と目を輝かせる旦那様。
シックにまとめた部屋の壁一面にギターが整然と掛かりギターショップのようだ。
「スイッチやコンセントカバーもこの部屋だけ黒にしました。全体の雰囲気は自分で絵を描いて伝えましたが、細部も黒にしたらと提案してくれたのは建築士さんです。さすがプロ、目が行き届いていると感心しました」


旦那様も洋服はすべてオープンなクローゼットに収めた。
「ハンガーバーを二重に付けて大容量を確保し、洋服はすべてハンガーに掛けることができました。
服も、本やCDも、そしてギターも。自分の持ち物がそのまますべてキレイに収まる部屋になりました」と、満面の笑みだった。

素足で過ごすスペースには良い床材を


リビングダイニングのフローリングは挽板だが、寝室も同等にすると予算オーバーしてしまうので、同じ木材でも突板を選んだ。
「どちらもハードメープルなので、違いなんてわからないだろうと思っていましたが、素足で生活していると肌触りの違いがはっきりわかるんですよ。
過ごす時間が長いリビングダイニングのフローリングは妥協しなくて良かったと心から思います」

トイレの床も、玄関や洗面室のタイルに似た色のフロアタイルにしてコストを調整した。
「肌触りの違いはもちろんですが、タイルのほうが水で濡れたあともスッと乾くように感じます」と、顔を見合わせるお二人。
以前は床が白くて1本でも髪の毛が落ちていると気になっていたので、目立たないよう色はグレーに。色選びも、コストのメリハリの付け方も大成功だったようだ。

どうせなら思いっきり楽しむ気持ちで

「休日は打ち合わせやショールームの見学でつぶれるので、リノベーションはお金もパワーもいる大変な作業になります。どうせ大変なら、とにかく思いっきり楽しもうと思いました」と、笑顔で振り返るK様。

そんな楽しみの一環として、スケッチブックに描いた絵でイメージを共有した旦那様。見事、希望に沿った仕上がりになったと満足そうに微笑む。
また、プランが新しくなるたびに描き直していたので、奥様も「想像通りの仕上がりです。まったくギャップがありませんでした」と頷く。
なんと施工中は荷物をトランクルームに預けて、九州のお母様の家を拠点に近隣を旅するなど、ワーケーションまで楽しんだという。

しかし、プランについては地に足をつけて考えることを忘れなかった。
「夢を見るとキリがないので、何のためにやるのかという初心に何度も立ち返りました。コストを調整する際には初心を優先。あとは妥協してもいいと割り切りました」
おかげで、予算を守りながらも狙い通りに仕上がり、10年暮らして感じた不満はすべて解消。これからの暮らしがますます楽しめる家になった。

BEFORE

AFTER

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