手料理を振る舞うホームパーティーが楽しめることを一番に、提案を柔軟に取り入れて。
物件概要
| 家族構成 | 1人暮らし |
|---|---|
| 築年数 | 28年 |
| 間取り | 2DK→1LDK |
| 専有面積 | 約45㎡ |
|---|---|
| 工事費総額 | 約1340万円 |
| 種類 | 購入してリノベーション |
東京都世田谷区 I様
賃貸に暮らしながら、はがせるクロスなどでDIYを楽しまれていたインテリア好きのI様。
「狭いワンルームに友達を呼んでいましたが、キャリアを重ねてきたことだしそろそろ家を買おうかな」と思い立ち、せっかくの機会なのでリノベーションをすることにした。
「リノベの企画書をつくってプレゼンしちゃいました」
と照れ笑いをするI様が見せてくれた要望書には、希望の間取りや色合い、素材、購入予定の家具家電が丁寧にまとめられていた。
要望書には“料理を楽しみ、友達を招く家”と、家づくりのコンセプトも書かれている。
「私の要望をただ盛り込むのではなく、友達を招きたいならもっとこうした方がいいとコンセプトの芯に迫るアドバイスをくれたので、この建築士さんとなら前向きなディスカッションをしながら進められると思いました」と振り返る。
大好きな料理を満喫できるキッチン

とにかく料理をすること、そして振る舞うことが大好きなので、家の中心は何と言っても友達とご飯を楽しむキッチンとダイニングテーブル。
「作業スペースが広いⅡ型キッチンを検討していましたが、おもてなしをするには大きなダイニングテーブルがふさわしいし、そのためにはキッチンの向きを変えて空間を広く使えるⅠ型をと提案してもらいました」と、パーティー料理をテーブルいっぱいに並べた写真を嬉しそうに見せてくれるI様。
タイルの陰影で部屋の雰囲気をつくるため、ダクトの梁を利用して間接照明を入れた。

パントリーはどこに何を置くかを計画して、棚のサイズやコンセントの位置を決定。
「電気ケトルを目線の上に置こうとしたら、建築士さんがそれは危ないと。家電の安全な置き場所までアドバイスをもらってしまいました」と笑う。

冷蔵庫のドアがスムーズに開くように、パントリーの入口や仕切りの奥行きなど細部まで配慮してくれたのも嬉しかったとか。すべてが使いやすいので、まったくストレスを感じることなく料理を楽しんでいるという。
フラット感と素材感を大切にしたリビングダイニング

できるだけフラットに仕上げたいと望まれたI様。リビングダイニングのカーテンレールは埋め込み式に。窓の上の梁の半分はダクト用だが、
「中途半端に梁があるより、ニッチをつくって少しでもフラットにした方が好みでしょと提案されて、ここにプロジェクターを置くことにしました」
さらに、映像を投影する壁にも梁があったが、ここもI様のご希望でフラットに。
「でも凹凸をただ潰すのはもったいないからと、腰高の間接照明を提案されたんです。おかげで雰囲気のいい空間になりました」

フローリングは無垢のような質感がありながら、メンテナンスがしやすくコストパフォーマンスがいい挽板をセレクト。
「新調する家具や照明も含めてリノベーションの予算を組み、絶対に予算内に収めたかったんです。建築士さんがインテリアはこだわった方がいいと理解してくれて、床やクロスで予算を調整しました」
とは言え、フローリングは家の印象を左右するので妥協しきれなかったそうだが、「今年の旅行をあきらめました!それで予算の問題は解決です」と笑った。
実用性抜群の土間とワークスペース

マンションの廊下に面した窓から寝室を離すため、玄関土間をつくった。
窓際のアイアンバーにはマルチクロスを掛けてカーテン代わりに。朝は室内窓を通して寝室に光がやわらかく入るとか。もう1本のグリーンを飾っているアイアンバーは来客用だが、シーツなど大きな洗濯物を干すこともあるという。
「寝室を快適にするためにつくった土間ですが、寒さが緩和されましたし、宅配便の箱などの一時置きにも使えます。想像以上に実用的で、つくって本当に良かったです」

寝室の奥には小さなワークスペースが隠れている。
「かなり狭いけれど大丈夫ですかと何回も確認されましたが、誘惑をシャットアウトして仕事に没頭できるシェアラウンジのブースみたいにしたかったんです」とニンマリ。
集中力をさらに高めるため、アクセントクロスは濃いグリーンにしたという。

コンパクトな洗面室は鏡とカウンターで開放的に
「環境の変化にビックリしないように、慣れたものを使いました」と微笑みながら見せてくれたトイレの花柄クロスは、前の家で使っていたお気に入りのもの。

「このクロスをメインに、風水的にもいいと言われる黄色系でまとめました。無地のクロスはかなり悩みましたが、建築士さんも一緒に考えてくれたので、一人じゃないんだと思えて嬉しかったです」と振り返る。

ドラム式洗濯機を置いた洗面室は、鏡やカウンターで開放感を与えた。
「カウンターの奥はディスプレイスペースに。棚の奥はストック用に活用しています」
カゴにぴったりのサイズでつくった棚の中には、ドライヤー用のコンセントを設置。シンプルに見えて使い勝手は抜群だとか。
人生で大切なことを見直すいい機会に
「フレンドリーな建築士さんがマンツーマンで親身に考えてくれました。素人感覚で気になったことにも丁寧に答えてくれるので何でも相談できましたし、予算内でベストな落としどころを見つけてくれたと思います」とニッコリ。
スケルトンにした時に構造の説明も受けたことで、家への愛着がますます湧いたとか。

また、リノベーションは自分の生活を見直すいい機会になったという。
「人生で何が大切かをこんなに考えることはなかなかないと思います。私にとっては料理をして友達を招くことがもっとも優先度が高いと気が付きました」
ソファーに座ってキッチンを眺めては、いい家になったと実感していると微笑むI様。
「こんな生活をしたいと伝えたら、プロがたくさん提案をしてくれるんです。プランを考える過程がずっと楽しくて、そのうえ居心地のいい家に仕上がったので大満足です」と嬉しそうに語った。
BEFORE

AFTER
































