暮らし方を見つめ直し細部までこだわった、快適に仲良く暮らせる自分たちらしい家。
物件概要
家族構成 | 2人暮らし |
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築年数 | 25年 |
間取り | 3DK→1LDK+S |
専有面積 | 約51㎡ |
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工事費総額 | 約730万円 |
種類 | 自宅リノベーション |
神奈川県平塚市 M様
20年過ごしたマンションから住み替えを検討されたものの、通勤に便利なことや、気に入る物件が見つからなかったことから、リノベーションを思いついたM様ご夫妻。
新たに購入するよりもコストがかからずに、キレイで好みの内装にできることも決め手だった。
青山での打ち合わせが夫婦のデートに
まずは、近くの業者などに問い合わせたり、リノベ雑誌の資料請求をされたという。
その中でインテリックス空間設計のカタログに載っていた事例写真が気に入り、一度話を聞こうと青山を訪れた。その時に見たショールームがご夫妻のリノベイメージに合ったという。
「夫婦で電車に乗り打ち合わせに通うのは、楽しい時間でした。帰りに渋谷で食事をしたりね」と、奥様。
打ち合わせが、思いがけずデートとなったご様子だ。
二人で楽しく過ごす時間が、暮らしの中心
日当たりのいい窓側はもともと和室とダイニングの2部屋だった。今回、広々としたリビングダイニングキッチンにされ、大きなオープンキッチンをメインにしたプランを組み立てた。
「休日には二人で酒の肴を作りながら、ゆっくりとお酒を飲むんです。おしゃべりをしながら、飲んで、食べて、そしてまた作っての繰り返しを楽しむスタイルなので、キッチンが家の中心ですね」と、お二人は笑顔を交わした。
仲良く暮らせるよう、イライラの種を摘んでおく
とにかく特徴的なのはリビング脇に据えられた洗面台。
「ベッセルタイプならかわいいから、見える場所にあってもいいかなと思いました。
ここに洗面台があると、どちらかが入浴中でも気にせず自分のペースで歯磨きなどができ、とても便利です」
さらに、リビングのドアを引き戸にしたのは、「洗面台にいる時にドアが開いてぶつかったら、ケンカになりそうなので」と笑う奥様。
「つまらないイライラの種はできる限り摘んでおこうと考えてプランを作ったんですよ」と話す。
キッチンが広いから自然と二人で立つように
洗面台やキッチンなどの動線を考えて、どうするとスムーズに動けるかを詰めたという奥様。
お二人が家の中で、いつどこで何をするかを具体的にシミュレーションしたそうで、ささいなところまで快適に暮らせるように計算されている。
「キッチンは二人で動き回れるので、夫が自然とキッチンに立つようになったんですよ」と奥様が旦那様に目を向けると、「洗い物くらいですが」と旦那様も微笑んだ。
きっと使わないのでクローゼットの扉はなし
さらに特徴的なのは、玄関脇のウォークスルークローゼットだ。
旦那様は、帰宅するとここで着替えてリビングへ向かうという
「私たちの性格から、扉は開けっ放しになるはずです。スムーズに動けることとコストダウンを考え、扉はつけませんでした。気になるようならカーテンをつければ十分です。
玄関脇の窓には今まで結露で悩まされてきましたが、断熱材を入れてしっかり対策を施しました」
見えなくても大事な部分をきちんと教えてくれた
スケルトンにする今がチャンスと、内部についてもしっかり手を入れている。
結露防止の断熱材ももちろんだが、寝室に先行配管を通してエアコンを増設し、さらにガスストーブを使用するため、リビングにガス栓を設けた。
さらに、躯体壁にクラックが入って壁紙がゆがんでいる部分があったという。その場所に下地を入れて壁紙を貼ることを強く勧められたそうだ。
「別に気にならないし、コスト面からも一度はお断りしたのですが、“せっかくリノベーションされるのだから絶対やっておいた方が後悔しないですよ”と説明されました。
こうして暮らし始めると、強く押してくれて本当にありがたかったです」
工事スタート後も、希望には柔軟に対応
「玄関はもっと広い土間にする予定でしたが、現場で見ると広すぎるように感じて、変更してもらいました。
また、キッチンの後ろにDIYで棚を作ろうと思っていたのですが、人目に触れる場所なので、やはりきちんとしたものを作ってもらおうと、工事が始まってから追加でお願いしました」
図面で見るのと現場に立つのでは印象が変わることもある。工事に入ってからでも変更できる柔軟な対応が、M様はうれしかったそう。
普通の家より、自分らしい家がいい
「自分たちがどういう暮らしをしたいのか、明確にしておくと打ち合わせはスムーズに進むと感じました」と、M様は振り返る。
「私たちは、普段どんな風に暮らすのかを冷静に見つめ直し、二人で話し合いました。お酒を楽しむことや、お掃除がしやすいこと。つまらないイライラを生むポイントなど。
リノベーションのいいところは、自分の好みにできるところです。
たとえ一般的なスタイルでなくても、自分らしく快適に暮らせる家ならそれが一番だと思います」と、満足そうに話してくれた。