キッチンにもリビングにも見せる収納を取り入れて、生活導線もスッキリ
物件概要
家族構成 | ファミリー |
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築年数 | 49年 |
間取り | 2LDK→1LDK |
専有面積 | 約59㎡ |
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工事費総額 | 約900万円 |
種類 | 購入してリノベーション |
千葉県千葉市 M様
以前から物件を手に入れるなら、リノベーションでゼロから家族が理想とする住まいをつくりたいと考えられていたM様。
結婚して二人で暮らすようになり、お子様も誕生することから中古マンションを購入してリノベーションをしようと決意されたとか。
物件の決め手は管理のよさとコンパクトな間取り
住宅情報サイトの担当者にいろいろと希望を伝えたら、インテリックス空間設計が合うのではと紹介されたのがきっかけでショールームにまず行かれた。不動産探しの担当者に予算や希望を伝え、物件を数件回られたという。
購入を決めたこちらの物件は、奥様の実家が近く、通勤に便利なエリア。決め手となったのは、築年数の割に管理状態がよかったことだそう。
「コンパクトながら狭すぎない間取りが気に入りました。また、管理組合がしっかりしていると調べてくれたので、安心感がありました。
この部屋は風通しや日当たりもよく、快適に過ごせます。洗濯物もすぐ乾くんですよ」と、ご夫婦。
苦労して見つけたステンレスキッチン
今回のリノベーションで、一番苦労したのはキッチンだというお二人。シンプルなステンレスキッチンが希望だったという。
「シンクの下は棚だけの見せる収納にしたかったんです。そのほうが自然に片づけられ、使わない調理器具などがなくなるかなと思って。でも、手入れしやすく衛生的なオールステンレスで、ちょうどよいものがなかなか見つからず、苦労しました」
専門のステンレスメーカーでは予算オーバーしてしまい、あちこち探して見つけたという。
「デザインや使いやすさなどのメリットはもちろん、デメリットも含めて伝えてもらいました。実際、とても使いやすくてよかったです」と満足げに話す奥様。
旦那様の手で仕上げた洗面所
洗面所の壁に貼るタイルは気に入ったデザインのものを見つけていたが、残念ながら欠品。あきらめきれず1年近く待って、ようやく旦那様の手で完成したばかりなのだとか。
「下地処理まではしてもらい、販売再開を待って自分で貼ることにしました。どうしてもこのタイルで洗面室を仕上げたかったので、完成してみると達成感があります」と微笑む旦那様。
洗面ボウルは、大きくて深さがある病院用のものを採用。
「実は、ここで息子の沐浴をしたこともあるんですよ」と幅広く使えているようだ。
トイレは日が当たらないため、太陽をイメージした黄色の壁で明るさを演出したそう。
見せる収納にこだわったワードローブ
衣類などの収納は、壁際をオープンワードローブにした。見せて収納するスタイルなので、何がどこにあるか探す必要がなくなったとか。
「最初は衣類収納を設置しようかと話していたのですが、将来的に部屋として使う構想もあって、固定するものはやめました」と旦那様。
今は家具での収納をうまく使ってプランをし、将来、変化を持たせられるように考えられているという。
「生活するうちに少しずつものが増えていくので、限られた収納スペースを工夫していかなければいけないですね」という奥様は、リノベーションした住まいに引っ越してから、片づけをしている時間がとても楽しいという。
「ここをこうしたらどうかな…などと考えて、実行できるようになったのがうれしいです。現在進行形で、自由に変えていけるのがいいですね」
広めの玄関はシューズラックが自慢
玄関を広くしたかった奥様。
まず横に広げて土間をつくることを検討したが、躯体壁があり、あきらめて奥行きを広げた。おかげでベビーカーもそのまま入れることができ、外出時や帰宅時の動作も楽になったそう。旦那様が棚板をDIYで作ったシューズラックには、ズラリと靴が並んでいる。
「棚柱までは取り付けていただいて、棚の木材はホームセンターで買ってきて、ペンキで色を塗り、ニスを重ねました。やはり自分の手で作業した部分があると、愛着がわきます」
キッチンの奥にもスペースを有効活用した収納棚があり、旦那様が塗装した棚板が取り付けられている。
奥様が好きな北欧風のインテリアを実現
北欧が好きな奥様。ご夫婦でフィンランド旅行をしたこともあり、インテリアも白と木目を基調としたナチュラルなイメージで統一されている。
「家具は北欧テイストで揃えたくて、ヴィンテージショップなどに行きました。椅子はデンマーク製で、ダイニングテーブルや食器棚も似たような色目のものを探しました」
旦那様は、床や壁などの内装材からドアや鏡、シンクといった部材まで好みのものを選びたいという願いがあったという。
「ダイニングの照明器具はホーロー製を選びました。洗面台の前にあるアーム型の照明は、インダストリアル調でレトロな感じもあり、気に入っています」
リノベーションのコツは妥協しないこと
リノベーションを振り返ってご夫婦は
「設計士さんやインテリックス空間設計の担当者さんなど、協力してくれる人たちに遠慮せず話せたので、妥協せずに進めることができました。
時間も予算も限られていますし、『こんなことを言っても無理かな』とか『わがままだと思われるかな』などと考えてしまうかもしれませんが、譲れないところは『何とかなりませんか』と聞いて、納得したうえで進めることが大事かなと思います」と旦那様。
「いろいろ選定するのは大変でしたが、完成してみると過ごしやすくて、苦労した甲斐があったなと思います。自分好みに仕上がったので、家にいる時間が楽しくなりました」と奥様。
お子様の成長とともに歴史を刻みながら、この住まいも変化していくのだろう。
BEFORE
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AFTER
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