キッチンが主役。愛猫が自由に回遊できる100㎡超のリノベーション。
物件概要
家族構成 | 1人暮らし |
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築年数 | 18年 |
間取り | 4LDK→1LDK+S |
専有面積 | 約103㎡ |
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工事費総額 | 約1700万円 |
種類 | 自宅リノベーション |
神奈川県横浜市 M様
6年ほど前に、部屋の広さや窓からの眺めが気に入って購入したマンション。ファミリータイプの間取りは一人暮らしには使い勝手が悪く、キッチンやトイレの狭さも気になっていた。ほとんど使っていない和室をリフォームするはずが、いつの間にか本格的なリノベーションに……。
「リノベーションってこんなこともできるんだ!」驚きの連続だったというM様。
要望を詰めこんだ建築士からの提案を取り入れながら、ショールームをはしごしてじっくりと設備や素材を吟味。「やり残したことはない」と言い切るM様邸のリノベーションとは……。
こだわり抜いたキッチンが主役
一番のこだわりはキッチン。
和室をつなげて広くなったLDKの中心に配し、リノベーションの主役だ。コンロ側に壁を造作したのは建築士の案で、M様が選定した背面の壁と同じ大きめのタイルが存在感を放っている。
「海外のキッチン事例画像を見せて『これにしたい』と希望したのですが、予算を超えてしまって。そうしたらオーダーキッチンを提案してもらいました。予算内でイメージ通りのキッチンになってうれしいです」
もともと持っていたゴミ箱に合わせた設計や、海外製の食洗器も気に入っている。
このキッチンのデザインをベースに、その他の内装を決めていったという。
そもそもは、和室のリフォームから始まった…
リノベーションのきっかけは、ほとんど使っていない和室をリフォームしようと考えたこと。以前に鍵の交換をした工務店やリフォーム業者、リノベ会社、計4社に相談したという。
「インテリックス空間設計の出してくれた案の雰囲気、予算感、デザイン、すべてにおいてピカイチ。帰り道に『さすがだね~』と2人で話した」というのは、打ち合わせからリノベに伴走してくれたM様のお姉さん。
和室の壁を取り払い、リビングとつなげて広くするだけのつもりだったが、キッチンが使いづらい、トイレが狭いと、気づけばフルリノベーションに踏み切っていたそう。
方向の出入りが自由な、回遊性のある間取り
キッチンの裏には大容量のパントリー。
その先は洗濯室、ウォークスルークローゼット、さらに寝室へと一直線に通り抜けることができる。寝室のドアはクローゼット側と廊下側の2つがあるので、家中をぐるりと一周することができる間取り。
「もともと使っていない洋室を、洗濯物を干すだけの部屋にしていたので、洗濯室は欲しいと要望を出しました。パントリーは提案をもらって採用。必要かな?と思っていたんですが、けっこう物置いちゃってますね(笑)」
3つの洋室に分かれていたクローゼットをひとまとめに
大容量のウォークスルークローゼットは、洗濯室と寝室からアクセス可能。
これまでは3つあった洋室にクローゼットがそれぞれついていて、季節ごとに分けて洋服を収納していた。衣替えのたびに部屋を行ったり来たりしなければならず、とても不便だったそうで、一か所にまとめた大きなクローゼットは必須だった。
「これなら洋服だけでなくバッグ類やスーツケースまでまとめて入れられるし、洗濯室とつながっているから家事動線も良くて使いやすいです」
隣の寝室に設置した壁掛けTVの配線もクローゼット側に逃がし、コード類もすっきり収納している。
冬場のすき間風を解消!ネコ専用くぐり戸
リノベ前に困っていたことのひとつが、愛猫のアンナちゃん専用ペットドアがなかったこと。アンナちゃんは夜でも家の中を行ったり来たりするので、寝室のドアを開けておかなければならず、冬場になるとすき間風に悩まされていた。
そこで新設したのが、ネコ専用のくぐり戸。寝室と玄関の間の壁に設けた。
アンナちゃんも喜んでいるようで、自由自在に出入りし、くぐり戸をしっかり使いこなして、部屋の中を自由に動きまわっている。
玄関ホールはフロートタイプの収納と間接照明でエレガントに
4LDKを1LDKとしたことで、玄関ホールもゆったりと広くなった。
もともとあった扉付きのシューズインクローゼットはそのままに、反対側に床から浮かしたフロートタイプの靴収納を。その収納の下に寝室につながるネコくぐり戸を設置した。
また、靴収納の下部と廊下の壁に間接照明を施して、エレガントな印象に。
特に、廊下側の壁紙はお気に入り。「すごく迷ったけど、ただの白い壁にしないでよかった」とM様。
タイルや壁紙で遊び心を表現した水回り
カウンターは高めが使いやすいので、キッチンや洗面台はそれぞれ高くしたという。
洗面台の下部はネコトイレを置くために棚を作らないシンプルなつくりで、壁面に貼ったタイルの遊び心あるデザインが気に入っている。
洗面ボウルはあえて掃除のしやすい小さめをセレクト。床は「フロアタイルを黒にしたことで、汚れが目立ちにくいから正解だった」とM様。
トイレは、ニッチ部分のみアクセントクロスを採用。長さの異なるランプは、建築士からの提案だそう。
「自宅リノベーションは期限が決まっているわけでもないのでじっくり取り組めるところが魅力」とM様。バタバタと決めずに済み、大満足のリノベとなった。
「デザインの提案はもちろん、素材や設備のメーカー、不用品の処理をしてくれる業者までインテリックス空間設計に紹介してもらったのがすごくよかった」
窓口が煩雑になりがちなリノベーションだからこそ、とても助かったと話してくれた。
BEFORE
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AFTER
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