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トップメッセージ

住まいという社会的インフラを安心で価値あるものにするために。

インテリックスは今期、設立25周年を迎えました。そんな節目に、新たに代表取締役社長に就任した俊成誠司が、インテリックスが変わらず大切にしてきたこと、掲げる使命についてお話しします。

高品質&透明性による「安心感」が、選ばれる理由

設立から25年。多くのお客さまが当社のリノベーション済みマンションを選んでくださいました。その理由のひとつは、“安心感”をお約束してきたことにあると考えています。 かつて中古マンション市場では、購入後のトラブルがつきものでした。私たちはそんな中、リノベーションノウハウを駆使し、高品質な「リノヴェックスマンション」を世に送り出すことで、安心な住まいの選択肢を提供してきました。高い内装クオリティを実現するために設計・施工技術を独自に確立してきたこと、給排水管などインフラ部分に至るまでの徹底的な検査。加えて、業界で初めて「アフターサービス保証」制度を導入し、施した工事内容 を“ガラス張り”状態で示すことで、お客さまが中古マンションに抱いていた不安を払拭しました。“透明性”を確保する取組み一つひとつが高い品質を維持するためのベースになっています。当社が提示してきた“安心感”は、リノベーション業界のスタンダードとなり、インテリックスはパイオニアとして一貫して業界をけん引してきました。 これまでお客さまのニーズやご意見、厳しい声にも真摯に耳を傾け、応え続けてきたことが品質を向上させ信頼を生み、2万戸を超える業界トップクラスの実績を支えてきました。昨今はIT技術の普及などにより、お客さまの声はこれまで以上に速く広く伝わる時代です。私たちは、さらなる透明性の向上に努め、お客さまの安心につなげていきたいと考えています。

不動産の流動化を活用したソリューションの提案

リノベーション事業を堅実に育てるなかで、個人のお客さまから、安全な資産を持ちたい、手元の資産を守りたいというご要望、相続の相談にのってほしいという声を多く聞くようになりました。そうした社会的にも高まりを見せるニーズに応えて誕生したのが、資産としての不動産を流動化することで新たな価値を生む仕組み「アセットシェアリング」や「リースバックサービス」です。リノベーションのノウハウや、土地や物件の目利き力、物件の管理・運営能力など、これまでリノベーション事業で培ってきた力を強みに、個人資産の有効活用、資産形成をお手伝いする新しい分野を切り開いています。

フロンティア精神をDNAに新たな価値を創造する

インテリックスは、創業以来、それまで世の中になかったサービス、工法、ソリューションを生み出してきました。フロンティア精神こそ当社グループのDNAだと言えます。そして、そうしたDNAを脈々と受け継いでくることができたのは、“住まいは社会的インフラである”という思いからです。 住宅や不動産にまつわる悩みを受け留め、フロンティア精神を発揮して社会課題を解決することが、当社グループの事業の軸であり、使命です。これからも従業員一人ひとりが、お客さまの声に耳を傾け、世の中に何が必要か真剣に向き合い、新たな価値を創造し、成長していきたいと考えています。

コロナ禍における需要と影響、今後の見通しについて

2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、市場にも様々な影響が現れました。しかし、在宅時間が長くなったことで、家が生活する場所だけでなく、働く場所、遊ぶ場所と、役割を広げたことから、リノベーション事業分野には新しい需要が生まれ、当社にとっても販売件数が伸長し、追い風となっています。一方ソリューション事業分野においては、ホテル等の宿泊事業が、インバウンド需要の落ち込みにより収益を押し下げたものの、リースバック物件の流動化を実行したことで収益プラスに寄与。当第2四半期トータルでは売上高に加え、営業利益、四半期純利益ともに前年同期を上回って終えることができました。

リノベーション事業分野

  • 長期的なマンション市場の大きな流れは、新築から中古中心のマーケットが形成されるものと考えられる。当社でも堅調な需要にぜひ応えて物件供給をしていきたい。

ソリューション事業分野

  • リースバック事業:需要は拡大する見込み。仕入れ拡充と物件の流動化を促進することで、事業サイクルを確立していきたい。
  • ホテル事業:当面は国内需要を取り込み、稼働率の改善に注力。
  • アセットシェアリング事業:リノベーションの強みを活かし、土地の付加価値を付けた不動産活用の仕方を追求し、個人の資産を守るソリューションを引き続き提供していく。

代表取締役社長 俊成誠司

愛媛県出身の41歳。米ピッツバーグ大卒、みずほ証券、東京証券取引所を経て11年よりインテリックスに勤務。取締役、副社長を歴任し20年8月に社長に就任。