愛犬の過ごしやすさとご両親の好みも考慮した、木の温もりと日差しに満ちた家作り。

東京都世田谷区　Ｋ様

ご両親が高齢になってきたことから、いつか一緒に暮らせる家を…と住み替えを決めたＫ様。バスルームやトイレが広く、日当たりの良さが心地いい家を見つけ、リノベーションをすることにした。

「数社に相談しましたが、インテリックス空間設計はレスポンスが早く、担当者の話も納得できることばかりでした。アフターサービスがしっかりしていて、大手ならきめ細やかに対応してもらえそうと感じたことも決め手です」
緑の多い公園が近い立地なので、愛犬との毎日の散歩も楽しいと微笑む。

生活感を隠したダイニングキッチン

アイアン飾りの入ったアンティークドアを開けると、そこはまるでカフェのような空間。グレイッシュなキッチンに温かみのあるタイルや木目の収納、コーディネートにもセンスが光る。

「キッチングッズや食器など物がとにかく多いので、キッチンはデザインとともに収納量を重視しました。生活感を出したくなかったので、冷蔵庫や電子レンジもパントリーに隠してしまいました」

リモートワークをダイニングテーブルで行うため、テーブル脇にはパソコン用のコンセントを設置。ダイニングでありながら、生活感を見せずにweb会議が行えるスペースとなっている。

愛犬のための工夫をあちこちに

パントリーにはドッグフードスペース、玄関脇のシューズクローゼットには洋服やお散歩グッズが収まるなど、愛犬のための工夫もあちこちに凝らされている。

「フローリングは滑らないようにペット専用コーティングをしています。それから、この子はひとつのトイレを繰り返し使うのを嫌がるので、トイレは寝室近くとキッチンカウンター下の2か所に置きました。

キッチンには突っ張りタイプの柵を設置したかったので相談をしました。イレギュラーな注文でしたが、既製品のキッチンで対応策を考えてもらえたのが嬉しかったです」
さらに、バルコニーには安全のためにラティスフェンスを取り付けて、天気のいい日は遊ばせているとか。

部屋中に光をたっぷり取り込む室内窓

室内窓の向こうは寝室。角部屋の利点をいかして、寝室からリビングに日差しを多く取り込もうと、大きな室内窓を設けた。

「物件の内覧をした時、ここには壁があったので日差しが遮られて圧迫感もありました。シックな木枠の室内窓にしたらいいなと思い、形や仕様は相談しました」と話すＫ様。
目に入るところはすべて、木の風合いや柔らかなブラウンなど、ナチュラルな雰囲気を大切にコーディネートされている。

実際に仕上がりを見てやり直したという寝室のクロス。
当初、海外事例を参考に淡いイエロー系を選んでいたが、部屋全体のバランスを見るとしっくりこなかったんだとか。

「ここだけパステル調にしてしまいました。キッチンからも見える場所なので、今交換しないと毎日後悔すると思い、担当の方と改めて相談しながら深いグリーンにしました。最初からもっと相談したら良かったですね」と微笑む。

リビングや寝室を彩るご両親への思いやり

「マンションの壁紙は真っ白が多いですよね。実はそれが苦手で。全体に質感のあるオフホワイトのクロスにしました」と話すＫ様。
今は客間として、いつかはご両親のお部屋として使う予定の洋室には濃紺のアクセントクロスも配した。
「白い部屋はさみしい印象なので、落ち着いた色みでアクセントをつけました」と、将来的には家の中で過ごすことが多くなるかもしれないご両親への配慮が行き届いている。

リビングの天井を飾る化粧梁はお母様への思いから。
「母はログハウスにあるような木の梁が好きなんです。この化粧梁は飾りですが、母が見たら喜んでくれると思います」と嬉しそうだ。
空間にメリハリが生まれて上品な印象のデザインに一役買っている。

たくさんの事例から気になるアイディアをどんどん採用

洗面台の横には広々としたメイクスペースがある。
「収納にしようと思っていた場所ですが、青山リノベーションスタジオでメイクスペースを見ていいなと思い立ちました。ドライヤーにメイクにととても便利なので、本当に作って良かったです」

さらに、掃除機などをしまっている収納やパントリーはリノベーション雑誌を見て採用したとか。

「自分の暮らしを具体的にイメージして、絶対にこうしたいという要望は持った上でたくさんの事例を見ましたが、そこには自分にはないアイディアが詰まっているので、とても参考になりました。建築士さんたちにはインテリアの相談などにも乗っていただき、大満足の家です。早く両親にも見てもらいたいですね」