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中古マンションでもローンは組める?

2020.08.15 2020.08.25

「中古マンションだとローンが組めない」と聞いたことがある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マンションによっては確かに住宅ローンが組みにくいものもあります。ですが、すべての中古マンションが当てはまるわけではありません。
具体的にどのようなマンションに気をつけなければならないのでしょうか。

ローンでは何が審査される?

「ローンには審査がある」と言いますが、そもそも何を審査されるのでしょうか。
クレジットカードを作るときと同じく、住宅ローンの借入れでも属性の審査があります。
特徴的なのは、「購入したい物件の資産価値の審査があること」です。

住宅ローンは購入する物件を担保に入れて融資を受けます。万が一返済できなかった場合にはその物件を売って返済することになります。そのため、金融機関では「もし物件を売った時にどれくらい融資したお金を回収できるのか」ということを審査するのです。

中古マンションでも住宅ローンは組める?

「中古マンション」と聞くとなんだか資産価値は低そうな気がしてしまいます。住宅ローンは本当に組めるのでしょか。

結論から言うと、住宅ローンを組める物件はあります。しかし、中古マンションのなかには希望する借入金額より低い額までしか借りられないということもあります。

例えば3000万円の物件を購入するとします。これが新築の場合、購入代金と物件の資産価値はほぼ同等であると言われているので、3000万円全額金融機関から融資を受けることが可能です。一方、中古の場合には物件の資産価値が2500万円分しかない場合もあり、融資額が制限されてしまうこともあります。 ただ、中古マンションでも管理がきちんとなされていたり、駅から近いなど立地が良かったりすれば資産価値は保たれるとも言われています。

ローンを組むのが難しい物件

住宅ローンの審査基準は金融機関によって異なります。ここでは多くの金融機関が「ローンを組むのが難しい」と判断する条件についてご紹介します。

再建築不可の物件

再建築不可とは「同規模の建物を再建築することができない」ということです。建設当時の建築基準法に適合していても法改正によって適合しない建物になってしまうことがあります。再建築する場合は現時点での建築基準法を遵守しなければならないので、この場合は同規模のものは建てることができません。
具体的には建ぺい率、容積率がオーバーしている、建物が2m以上道路に接していない、接している道路の幅員が4m未満、などが挙げられます。

旧耐震基準の建物である

昭和56年6月1日以前に建てられたマンションは旧耐震基準のものとなります。この場合にも物件の資産価値は低いと判断され、ローンが組みづらくなってしまいます。
耐震診断を行った物件の場合、その結果の詳細も審査内容に含まれるので確認が必要です。

借地権付きの物件

借地権の場合土地は自分のものではないので、土地を担保に入れるなら地主の許可が必要になります。また借地権の期間も借入期間に影響するため、通常のローンよりもかなり短い借入期間となってしまうこともあります。
借地権付きの物件には様々なパターンがありますので、プロにご相談されることをおすすめいたします。

それでも借りられるローンは?

金融機関から「物件の資産価値が低い」と判断され、ローンの審査に通らなければどうしたら良いのでしょうか。
実は無担保住宅ローンというものがあります。その名の通り、購入する物件を担保に入れる必要がありません。そのため登記費用などの諸費用軽減や審査期間の短縮につながります。ただし金利が高い、借入期間が通常のローンより短い、借入金額の上限が低いなどのデメリットもあります。
また、「ノンバンク」と呼ばれる融資のみを行う金融機関からも借入をすることはできます。銀行よりも審査が通りやすいことがメリットとして挙げられますが、無担保住宅ローンと同じようなデメリットもあります。

ローンのご相談はインテリックスまで!

どこから、いくら借入ができるのかには物件の条件が大きく影響します。もちろん、物件の条件が良くなくても融資をしてくれる金融機関はあります。審査基準は金融機関によって異なりますので、ぜひインテリックス住宅販売までご相談ください。

インテリックスのリノベーション済マンション

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