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リノベーションとは?リフォームとの違いやメリット・デメリット、費用感などを解説

2017.07.28 2024.03.18

リフォームとリノベーションの違いについて

近年耳にする機会も増えてきた、リフォームやリノベーションという言葉。同じ意味で用いられるケースも多いこの言葉ですが、実はそれぞれ微妙に定義が異なります。まずはその違いについて解説していきましょう。

リフォームとは

リフォームとは、一般社団法人リノベーション協議会において「原状回復のための修繕営繕不具合箇所への部分的な対処」と定義されています。*1

主に設備の交換、壁紙の張替えなどの部分的な内装工事や現状回復のための修繕を指して使われるなど、基本的には「綺麗な状態に戻す」という意味合いで用いられることが多く、物件による細かな差異はありますが、小規模な工事にとどまるケースがほとんど。

部屋の間取りから変えたり、新しい機能を追加したりといった大規模な改修は行わなれないのが一般的です。

*1 一般社団法人 リノベーション協議会 「コラム・お役立ち情報(リフォームとリノベーション…何が違う?)」

リノベーションとは

リノベーションとは、一般社団法人リノベーション協議会では「機能、価値の再生のための改修。その家での暮らし全体に対処した、包括的な改修」と定義されています。*1

時代や居住者のライフスタイルから住まい全体を考え(見直し)、場合によっては表面的な内装・設備交換ではなく、一度全ての内装を取り払い、間取りの変更から給排水管の交換、断熱工事といった居住性能や機能性をアップさせること指します。

綺麗にするのがリフォームだとするならば、今の時代にあった住まいに作り変えるのがリノベーションであると言えますね。

リノベーションの方法には、自宅にリノベーションを施したり、リノベーション済みの物件を購入したりする他、中古物件を購入してリノベーションを施す方法もあります。

リノベーションのメリット・デメリット

次に、リノベーションのメリット・デメリットについて見ていきましょう。ちなみに、一般的にマンションの事例をイメージされやすいリノベーションですが、戸建でも実施することは可能です。

リノベーションのメリット

既存の物件を大幅に作り変えるリノベーションには、さまざまなメリットがあります。代表的なメリットは以下の通りです。

新築に比べ、リーズナブルで好立地

リノベーションの素材となる中古マンションは、新築マンションに比べて価格も手頃です。リノベーション済みマンションを購入する場合でも、中古マンションを購入してリノベーションする場合でも、全体のコストを抑えることができます。

また、資産価値が下がりにくいという点もあげられます。資産価値についてはもちろん、個々の住宅によっても異なりますが、一般的には、築16~20年を経過すると資産価値の下落幅はほぼ横ばいで安定しますので*2その点でも経済的メリットがあるといえます。

*2 「公益財団法人 東日本不動産流通機構『築年数から見た首都圏の不動産流通市場』」

希望に沿った空間が手に入る

リノベーションでは、経年によって古くなった内装、設備や間取りを大幅に生まれ変わらせるため、自身の希望に沿った空間を手に入れることができます。例えば部屋を減らして広々としたリビングを作ったり、キッチンの大きさを変えてより快適に料理ができるようにしたり、トイレや洗面所などの場所を変えて導線に優れた間取りにしたりといった大規模な改修も不可能ではありません。

さらにリノベーションでは、こうした希望の間取りの実現だけでなく、断熱性の向上や各種設備の機能アップも可能なので、住み心地を大きく向上させることができるでしょう。

リノベーションのデメリット

メリットの多いリノベーションですが、デメリットがないわけではありません。代表的なデメリットは以下の通りです。

入居まで時間がかかる

リノベーションは、大規模な工事になるため工事期間だけで約2か月程度かかります。またその前に物件調査やプランニング等の期間もいれると、最低でも4か月程度は余裕を見ておく必要があります。したがって、ローンの支払いと住居費が二重にかかる期間があることも想定しておきましょう。

間取りを変更できない箇所もある

マンションの場合、専有部(各住戸)はリノベーションできますが、建物の構造体は共有部分になるので、外観や共有スペースなどの改修は個人では行うことはできません。

部屋はリノベーションで刷新できますが、変更できない共有部の管理状況やメンテナンス状況をきちんと確認することが重要です。

また、見落としがちですが、専有部の中にも共用部分があります。窓サッシや玄関ドアなどは個人の自由では変更できませんので、注意しましょう。

リノベーションにかかる費用

ここからは、リノベーションにかかる費用について見ていきましょう。大規模な改修を行うことも多いリノベーションだからこそ、どのくらいの費用がかかるのか不安に思う方は多いと思います。

特に、中古マンションを購入してリノベーションしたい方は、物件価格とリノベーション費用のバランスがとても重要になりますので、資金計画を立てる上でもリノベーション費用の相場についてよく知ることが成功のポイントです。

物件費用

中古物件を購入してリノベーションを行う場合、そのための物件費用が必要になります。金額に関しては立地や築年数など、さまざまな要因で決定されるため一概には言えませんが、少なくとも数百万~数千万ぐらいはかかると思っておいた方が良いでしょう。リノベーションすることを前提に、敢えて築年数の経った安い物件を選ぶというのも一つの手です。

既に購入していたり所有していたりする自宅をリノベーションする場合は、物件費用は特に必要ありません。

リノベーション費用

リノベーション費用に関しては、どこからどこまでをリノベーションするのか、その範囲の広さによって価格が変わってきます。また設備を変更する場合などは、より性能の高いものにしようとすれば、その分金額も上がっていきます。

以下に、リノベーション会社ポータルサイト「SUVACO」調べのデータによる、専有面積60㎡のマンションをフルリノベーションする場合の、予算ごとの「できること」をまとめた一覧表を紹介します。

工事内容 マンション(専有面積60㎡のケース)予算
 800万円1,000万円1,500万円
水まわり設備の取り換え
内装材(床、壁、天井)の一新
間取り変更
造作家具や素材へのこだわり
断熱工事

またマンションではなく一戸建ての場合、リノベーションできる範囲が広がるため、それに応じてできることも変わってきます。

工事内容 (戸建て30坪を想定)予算
 800万円1,500万円2,000万円2,500万円以上
水まわり設備の取り換え
内装材(床、壁、天井)の一新
プラスアルファの間取り変更
外装材(外壁、屋根)の更新
窓サッシ入れ替え
外構(門扉・塀)の更新
耐震補強、断熱工事

リノベーションを突き詰めると、家一軒を丸々建て替えるぐらいの改修を行うことも不可能ではありません。しかしだからこそ、どの部分をどのレベルまでリノベーションするのかをしっかりと決めていくことが大切。自分たちの暮らしを豊かにしていくために、今課題となっている部分は何なのか、どう変化すればその課題を解決できるのか、事前に話し合っておくと良いでしょう。

出典:SUVACO【マンションリノベーション】予算別「できること」一覧

諸経費

リノベーションの際は、物件価格とリノベーション費用の他にも諸経費が必要になります。施工会社などに支払う諸経費はもちろんですが、例えば自宅をリノベーションする場合には、工事期間を過ごす仮住まいのための費用も必要になってきます。

物件費用とリノベーション費用で予算をすべて使い切ってしまわないようにしておくことが大切です。

リノベーションの進め方

ここからは、リノベーションの進め方について見ていきましょう。

特に中古マンションを購入してリノベーションをする場合、工程が複雑になるため、より効率よく進めるには全体の流れを把握することがとても重要です。
大まかにそれぞれの流れは下記になります。

◆中古マンション購入・・物件見学→購入申し込み→ローン事前審査→売買契約

◆リノベーション・・リノベ会社探し→リノベ費用の概算・プラン→工事請負契約→着工→完成

自宅をリノベーションする場合

自宅をリノベーションする場合、リノベ会社を探して契約を行い、完成を待てば良いだけなので、比較的シンプルにリノベーションを進めていくことができます。

ただし大規模なリノベーションになると、別の場所に仮住まいを用意する必要が出てきたり、要所要所で施工状況をチェックしなければならなくなったりなど、多少行動を制限されてしまう場合もあるため、リノベ会社との契約を進める中でそれらの内容もしっかりと詰めておくようにしましょう。

中古マンションを購入してリノベーションする場合

中古マンションを購入してリノベーションする場合、引越し後に改めてリノベーションを行うか、購入とリノベーションを同時に行い完成後に引越しするか、2つの選択肢があります。

引越し後にリノベーションを行う場合は、自宅をリノベーションする場合と同じ進め方で問題ありません。

購入とリノベーションを同時に行う場合、リノベ会社に一緒に同行してもらうことで、希望の間取り変更ができるかその場で確認できることに加え、概算の費用感もつかむことができます。

また物件の購入費用とリフォーム費用をまとめてローンに組み込むことができることもあるなど、特にお金周りの動きが変わってきますので、こちらも不動産会社やリノベーション会社と相談し、スケジューリングしていきましょう。

リノベーション済み物件を購入する場合

リノベーション済み物件を購入する場合は、新しい自宅を買ってそこに引越しをするのと同じなので、特に難しい動きや流れはありません。既に工事も終わっている物件であれば、即入居も可能です。

ただし、リノベーションの内容に関してはこちらで決められることはないため、自由度としては下がってしまいます。「ここだけは必ずこうしたい」という強い希望がある場合は、購入してからリノベーションをする方法を選ぶようにしてください。

リノベーションの事例の紹介


インテリックスは、リノベーションマンション事業を中心に、不動産の仕入や企画、運営、販売、管理業務などを担う総合企画会社です。中でも主力としているのが、独自の技術とノウハウで改修を行ったリノベーション物件「リノヴェックスマンション」です。ここでは、リノヴェックスマンションも含む2つのリノベーション事例をご紹介します。

【事例1】 リノヴェックスマンション「専用庭」

1 階で専用庭がある物件だったこともあり、立地的にも若いファミリーか高齢のご夫婦がお住まいになるだろうと想定してプランニング。明るく柔らかな印象のカラーで統一して、若い方からご高齢の方まで暮らすイメージがしやすい工夫を施している点がポイントです。

またリノベーション前は、吊戸棚があって暗く圧迫感があったキッチンをオープンにしてLDK から専用庭まで広くよく見えるように。キッチンでお料理をしていても家族でコミュニケーションがとれる住まいになりました。

【事例2】 購入してリノベーション

物件概要
家族構成:1人暮らし
築年数:47年
間取り:3LDK→1LDK
専有面積:約71㎡
工事費総額:約1000万円

細切れだった間取りを、広々とした1LDKのプランへ大幅にフルリノベーション。間仕切り壁に窓を設置したり、窓際にインナーテラスを設けるなど、細部にまでこだわりを盛りこんでいます。見晴らしのいい窓からは風がよく入り、真夏でもエアコンがいらないくらい心地良い空間に。しかも夜には、新宿の夜景が楽しめるなど、最高の住み心地を実現しています。

事例を詳しくみる

インテリックスがお手伝いできること

インテリックスはこれまで、リノベーションマンション事業を中心として、多くの方の豊かなライフスタイル実現をサポートしてきました。インテリックスがお手伝いできることをご紹介します。

インテリックスとは

リノベーションマンション事業を中心とした、不動産の仕入や企画、運営、販売、管理業務などを担う総合企画会社。中古物件の自社販売や仲介、リノベーションはもちろん、リノベーション済み物件の販売、リノベーションを施してからの売却のお手伝いなど、さまざまなサービスでお客様の暮らしをサポートしています。

リノベーション済マンションならインテリックス

インテリックスは、中古マンションのリノベーションで業界トップの品質と実績を誇ります。代表的な実績やサポート体制についてご紹介します。

インテリックスのリノヴェックスマンションについて

中古マンションのリノベーションで、業界トップの品質と実績を誇るインテリックスがお届けするリノベーション済マンションが、「リノヴェックスマンション」です。

築年数の経過した中古マンションを一戸単位で取得し、企画設計を行いリノベーションを施した上で、最長20年のアフターサービス保証を付けて販売。

さらにリノヴェックスマンションでは、物件ごとにリノベーション内容を記載した住宅履歴を開示。目に見えない部分についても、独自の検査項目や第三者機関の基準に沿った点検内容をクリアするなど、一定かつ高品質を保っており、快適な暮らしを実現いたします。

実績

2003年10月に商標登録して以来、20年以上に渡りお客様に支持されてきたリノヴェックスマンション。インテリックスが販売してきたリノヴェックスマンションの販売累計戸数は、2万戸以上、つまり、2万世帯以上の新しい暮らしを支えてきました。(2023年5月現在)また、厳しい品質基準を満たした優良なリノベーション物件に与えられる「R1住宅」の発行件数も、3年連続1位を獲得しています。(2023年6月現在)中古マンションを熟知し、数多くのリノベーションを手がけてきたインテリックスだからこそお届けできるのが、リノヴェックスマンションなのです。

品質

インテリックスがこだわるのは、徹底したリノベーション品質です。検査項目は約300ヵ所にものぼり、厳しいチェックをクリアした物件のみを販売。さらに一つひとつの物件は、一般社団法人リノベーション協議会が定める、優良なリノベーションの統一規格「適合リノベーション住宅(R住宅)」に適合しており、発行件数ランキングでも3年連続1位。(2023年6月現在)

また住宅履歴のデータ保管も行っており、点検やメンテナンスがしやすくなるのはもちろん、将来売却する際にも役立ちます。

アフターサービス

自社内にアフターサービス専門部署を持つインテリックスでは、業界でも初となる最長20年のアフターサービス保証を実現※1。給排水管・ガス管・電気等、大切な設備がしっかりと保証されているので、長く安心してお住まいいただけます。

またそれ以外にも、購入1年後に、自宅を無料点検・補修する1年点検サービスを導入。※2実際に住むことで見えてきたお困りごとも、しっかり解決へと導きます。こうした取り組みの結果、アフターサービス満足度95.05%という数字も達成しました。※3

※1 給排水管を新規交換した場合
※2 首都圏のみ実施中。
※3 2021年10月~2023年3月の間にリノヴェックスマンションをご購入頂き、アンケートにてご満足と回答頂いたお客様の割合

まとめ

リノベーションとリフォームの違い、そしてリノベーションのメリット・デメリットや費用など、リノベーションに関するさまざまな情報を網羅的に解説してきました。住まい探しの選択肢を増やし、暮らしに大きな変化をもたらしてくれるリノベーションは、今後ますます注目度を高めていくでしょう。リノベーションに関するご相談や物件探しは、ぜひインテリックスにお問い合わせください。

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