空き家を持っているけど、どうしたら良いか分からないとお悩みではありませんか?
「空き家の買取のメリット・デメリットや相場は?」
「空き家をどのように売ればよいの?」
このように考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、空き家買取の定義、メリット・デメリット、買取の相場や空き家に向く売り方まで解説しています。
具体的には
の順番に解説していきます。
空き家を所有していてどうすれば良いかわからない人が空き家に対する理解を深め、一歩前に踏み出せます。
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空き家の買取とは、空き家を不動産会社に直接買い取ってもらうことを指します。
通常、不動産売買を行う際には不動産会社を経由して買手を探しますが、買取では買手を探すのではなく不動産会社に買い取ってもらいます。
仲介では価格に納得した買手が見つかるまで売却できませんが、空き家の買取では買取業者に提示された金額に同意出来れば契約が成立しますので、仲介による売却よりも時間をかけずに取引ができます。
ただし、空き家の買取をする不動産会社はリフォームやリノベーションなど施すことを前提として空き家の買取を行うため、通常の売却よりも売値が下がる傾向にあります。
関連記事: 不動産は「買取」で早く売れる!メリット・デメリットや、仲介との違いも解説
空き家を売らずに放置することで多くのリスクが発生します。今回は7つのリスクについて紹介します。
空き家を売らずに放置する1つ目のリスクは、損害賠償請求をされる可能性があることです。放置されている空き家は管理されていないため、通行人や隣の家などに被害が出てしまうかもしれません。 被害が発生すれば、損害賠償を請求されることになるでしょう。
具体例としては、台風などで老朽化している屋根の一部が飛んでしまったり、不法投棄されたごみから火災が発生して第三者に被害が及んだ場合などがあげられます。 通常は保険に加入していればリスク軽減にはなりますが、空き家は保険の適用外となる可能性が高いです。
参考: 空き家の火災保険・地震保険-NPO法人 空家・空地管理センター
空き家を売らずに放置する2つ目のリスクは、行政から差し押さえられることです。
行政から特定空家と認定されてしまうと、行政から指導などを受けてもなお放置を続けた場合は過料を受けることがあります。 さらに放置を続けた場合、最終的に行政代執行が行われ、 強制的に建物が解体されてしまう可能性もあります。
また、その解体にかかった費用は所有者に支払いの義務が生じるので、建物を失うだけではなく多額の支出も発生してしまいます。
空き家を売らずに放置する3つ目のリスクは、税金がかかり続けることです。不動産を所有することで発生する税金は、固定資産税と都市計画税です。不動産は空き家でも自宅でも、所有していれば税金が発生します。
実際に住んでいない空き家だとしても固定費として税金がかかり続けることになるので、無駄な支出となってしまいます。
空き家を売らずに放置する4つ目のリスクは、不動産としての価値が下がり続けることです。
建物は年数が経過すれば老朽化します。周辺エリアの再開発と言った外部要因があれば上昇する可能性もありますが、基本的には建物は経年と共に価値が下がってしまいます。
価値が下がると売却価格にも影響が出たり売れにくくなったりしますので、早めの売却を検討しましょう。
空き家を売らずに放置する5つ目のリスクは、放火される可能性があることです。
令和3年における総務省消防庁の統計によると、その疑いも含め、出火原因の1位は放火でした。 空き家の場合、居住者が居らず放火の犯行を目撃される確率が減ります。結果として、火に気づくことが遅れるため、居住者がいる場合と比べても放火されるリスクが高いと言えるでしょう。
参考: 消防統計(火災統計)
空き家を売らずに放置する6つ目のリスクは、ごみなど不法投棄をされることです。 放火同様に、人目に付きにくい空き家は不法投棄をされる可能性が高いです。
最初は空き缶など小さなごみかもしれませんが、管理されていないがために日に日にごみが溜まっていきます。 国土交通省の調べでも、管理不足の空き家が周囲に及ぼす影響の中に不法投棄が記載されています。
参考: 空き家の現状と問題について 国土交通省住宅局住宅総合整備課
空き家を売らずに放置する7つ目のリスクは、空き家でも老朽化が進んでいる建物の場合、倒壊する可能性があることです。
空き家でも老朽化が進んでいる建物は、旧耐震基準で建築されている可能性があります。 旧耐震基準とは、1981年5月31日までの建築確認で適用されていた基準のことで、震度5強程度の揺れでも建物が倒壊せず破損した場合にも補修することで生活を続けられる構造が基準となっています。
旧耐震基準では十分な耐震性がなく、倒壊するリスクがあります。新耐震基準の建物であったとしても、手入れがされていないと老朽化は進みやすいので、注意が必要です。
空き家買取にはどのようなメリットがあるのでしょうか。 今回は6つのメリットについて紹介します。
空き家買取の1つ目のメリットは、解体しなくても売れることです。
老朽化が進んでいる建物の場合は、建物を解体しないと売却がしづらいですが、買取を選択することで売手ではなく買手が解体費用を負担します。 解体費用は決して安い金額でできるものではなく、数百万から規模によっては数千万円かかるケースもあります。
この費用を負担しなくて済むのは買取のメリットと言えるでしょう。
空き家買取の2つ目のメリットは、不要な家具などを残したままでも売れることです。
買取をしてくれる不動産会社にもよりますが、家具などを残したまま買い取ってくれるケースがあります。 管理されていない空き家の家具などを処分するのは手間と費用が掛かります。
買取を選択することで、この手間や費用がかからなくて済むのはメリットです。
空き家買取の3つ目のメリットは、時間をかけずにスピーディーに売れることです。
不動産会社を通して買手を探す場合は、買手が見つからないと売買が成立しません。 特に建物が老朽化している場合は売却に時間を要するケースもあるでしょう。
しかし、不動産会社が直接買い取る場合は、双方が合意すればすぐに売買が成立します。
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空き家買取の4つ目のメリットは、仲介では売れなかった空き家でも売れる可能性があることです。
更地を売る場合、買手はローンを組んで家を建てることが出来るため、資金が少なくても買うことが可能です。
しかし、買手が空き家を取り壊して家を建てようする場合において、仲介では買手が解体費用を捻出する必要がありますが、解体費用はローンで借りることができません。 よって、ローンを組めないとなると、手持ちの資金から多額の費用を捻出しなければならず、結果として仲介で売れにくい原因につながるのです。
一方、不動産会社が空き家を買い取ってくれれば、解体費用を負担するだけの資金力があるので、売却も成功しやすいです。
空き家買取の5つ目のメリットは、契約不適合責任を負わないことです。
契約不適合責任とは、売主が買主に対して不備などがあった場合に追う責任のことです。2020年4月以前までは「瑕疵担保責任」と呼ばれていました。 契約不適合責任は、契約内容と異なる物件を売却した際に、売却後であっても契約解除や損害賠償請求をされる可能性があります。
契約内容によりますが、買取を選択した場合は、この責任を負う必要がなくなることがあります。
空き家買取の6つ目のメリットは、仲介手数料がかからないことです。
買取の場合は不動産会社が直接空き家を買い取ってくれる場合、仲介手数料がかかりません。
一方、不動産会社による仲介の場合には、買手を探してくれた不動産会社に仲介手数料を支払う必要があります。 仲介手数料は物件の価格に応じてかかる費用ですが、これが不要なのは買取のメリットと言えるでしょう。 なお、インテリックスの直接買取も仲介手数料無料です。
空き家買取にはメリットだけでなくデメリットもあります。 デメリットを許容した上でメリットのある買取を選択するべきかを慎重に判断しましょう。
空き家買取の1つ目のデメリットは、売却価格が安くなることです。 買取の場合は建物を取り壊す必要がなくなる分、買手が解体費用を負担することになります。その結果、この費用分の売却価格が安くなります。
空き家買取の2つ目のデメリットは、買い取ってもらえないこともあることです。 空き家を仲介で売却するよりは売れやすくなる可能性があるとはいえ、必ず売れる訳ではありません。
不動産会社は、空き家のリフォームや建て替えなどを行い、利益を出すために購入します。 この利益を上げることが難しかったり、その空き家を価値のあるものに変えるノウハウがない場合は、買い取ってもらえないこともあります。
空き家買取の3つ目のデメリットは、築年数の浅い空き家は売却しづらいことです。 周辺の新築住宅との金額や状況との比較になるため、売却しづらいことが多くなります。
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空き家買取の相場は、不動産会社を経由して売却する価格の90%~70%程度になります。 価格が下がる理由は、購入後にリフォームや解体をして付加価値を出すための費用がかかるからです。
相場の調べ方ですが、スーモやホームズといった不動産ポータルサイトで物件ごとの価格を確認することが出来ますので、まずはそれを参考にしましょう。
また、国土交通省が提供している土地総合情報システムでは、物件種別や取引時期・地域などで絞った上で、過去の取引事例を調べることが出来ます。 個々の具体的な物件情報までは出ないので、不動産ポータルサイトとの併用の上、参考程度に活用しましょう。
参考: 地価公示・地価調査・取引価格情報 | 土地総合情報システム | 国土交通省
空き家に向いている売り方にはどのようなものがあるのでしょうか。 3つの売り方について紹介します。
空き家に向いている1つ目の売り方は、買取です。 売るのが難しい空き家を売る際には、仲介で売却するよりも買取の方が売却しやすい可能性があります。
良い買取業者さえ見つければ、解体費用や住宅の中に入っている不要な家具なども処分をしてくれるので、手間もかかりません。
空き家に向いている2つ目の売り方は、建物付きの土地として売却することです。 建物付きの土地として売却すれば、解体費用はかかりません。
具体的には、築20年以内であれば「中古住宅+土地」、築20年を超える場合は「古家付き土地」をアピールして売却しましょう。
築年数が浅ければ、解体せずにそのまま住みたい人がいる可能性や、老朽化が進んでいたとしても立地やその他の条件に惹かれたり、リノベーションなどで再生しようと考える買手であれば建物付きで買い取ってくれる場合もあります。
空き家に向いている3つ目の売り方は、更地にして売却することです。 建物を解体するにはそれなりの費用が掛かりますが、更地であれば買主が自由に土地を利用できるため、需要が高まり売れやすくなる可能性があります。
そのため、売主負担で解体をして売却することで、購入者の幅を広げることもできます。
また、購入者が建物の解体費用を負担しなくて済むため、値引き交渉などもされにくく、スピーディーに売却できるメリットもあります。
最後に、空き家買取の流れですが、以下の通りになります。
詳しくは、下記記事をご確認ください。
関連記事: 不動産買取の流れ
今回は、空き家の買取について、その定義からメリット・デメリット、相場などを紹介しました。
空き家を放置したままにすると後々不利益も被る可能性があるので、早めにどうするかを検討の上、対策を打つことが必要です。
デメリットや注意点を把握した上で、それでもメリットが上回ると思う方は買取を検討しましょう。
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