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「引っ越したいのに家が売れない」ならどうすれば良い?具体的な解決策を解説!

2023.02.02 2024.03.16

家が売れない原因はどこにあるのでしょうか。売り出し中の家が売れずに悩んでいる方や、引っ越しのために早く家を売却したいに向けて、なぜ家が売れないのか、どうしたら家を売れるのか、そして家を売る際の注意点を解説します。

家が売れるにはどのくらいの日数がかかるの?

家が売れるにはどのくらいの日数がかかるの?

家は仲介を依頼してから、通常何日程度で売れるのでしょうか?公益財団法人東日本不動産流通機構の発表した首都圏不動産流通市場の動向(2023年)によりますと、登録から成約に至る日数は以下のとおりです。

中古マンション中古戸建住宅新築戸建て住宅土地
202380.1日83.3日90.4日79.0日

出典:公益財団法人東日本不動産流通機構 首都圏不動産流通市場の動向(2023年)

これを見ると中古マンションでは80.1日・中古戸建住宅で83.3日・新築住宅では90.4日となっています。

したがって不動産の種類や築年数にもよりますが、これらの期間が経っても売れていない場合は、売るのに時間がかかっていると言えるでしょう。

引っ越したいのに家が売れないとどうなるか

引っ越ししたいのに家が売れないと、さまざまな問題点が発生します。 以下で具体的に解説します。

引っ越し計画が立てられない

家を売って得た資金で、新居を購入したいと考えている人は、引っ越し計画が立てられません。買いたいと思う引っ越し先が見つかっても、資金が足りなければ契約を結ぶことはできないからです。

また売却できないのに焦って購入すると、住んでいる家の住宅ローンが残っている場合には、新居との二重ローンになってしまうこともあるでしょう。

管理に時間と手間がかかる

居住中の家を売却する場合、管理するのに時間と手間がかかります。家を売却する場合、買手が内覧し気に入ってもらう必要があります。そのため毎週末には家を見てもらい、対応しなければなりません。不動産会社を通して日程調整をしたり、買手のために家にいなければならなかったり、きれいに掃除しなければないならないなど、普段の生活よりも時間と手間がかかります。

売却期間が長引けば長引く程、その対応をし続けなければなりません。

売る難易度がさらに上がる

家が売れない状態が続くと、広告に長い間掲載されるため、買手に「何か売れない原因があるのだろう」と思われてしまう可能性があります。その結果、いくら不動産情報サイトに掲載されていても、買手は敬遠することになるでしょう。

家が売れない理由は?

リノベーションのデメリット

引っ越ししたいのに家が売れないのは、何か原因があるはずです。どんな原因があるのでしょうか。

売出価格が高すぎる

売出価格が高すぎると、買手は諦めて購入対象から外してしまいます。

売出価格は、不動産会社がつける査定を参考に設定します。売出価格が相場より低いと利益が出ませんが、高すぎると買い手がつかず、なかなか売却できないでしょう。売出価格が多少高い程度なら買手は、問い合わせし交渉もするでしょうが、高すぎては交渉のテーブルにものりません。

業者選びに失敗している

仲介する不動産会社の選び方を間違えると、家が売れないことがあります。

不動産会社の仕事は売却活動を的確に行い、買手に住宅情報を届けることです。不動産会社には、売買仲介を主な業務とする会社と賃貸仲介を主とする会社があり、不動産会社の選定を間違えると顧客に情報を伝えられません。

また売買仲介を主とする会社でも、マンションが得意な会社や戸建を専門とする会社などさまざまです。不動産会社の選択を間違えると、ノウハウがなくてなかなか売却できないこともあります。

なお、専任媒介契約や専属専任媒介契約で依頼した場合には、自社のみで買取と売却の仲介手数料の両方を得ようと(両手仲介)される恐れがあります。物件の囲い込みをされ、ほかの不動産会社に紹介しないようなことがあれば、なかなか売却できないでしょう。

広告による宣伝が足りていない

不動産会社は、インターネットやチラシにより住宅の宣伝を行い買手に幅広く告知します。

しかし宣伝が十分に行き届いていないと、買手が少なくなってしまうでしょう。買手がなかなか現れない場合は、広告が買手に届いていない恐れがあります。

広告戦略の見直し

広告宣伝は売却を依頼している不動産業者が行うものですが、広告宣伝が足りていない場合は、広告戦略を見直しを相談してみましょう。ターゲットとなる買手を想定し、その層に刺さる物件の強みや魅力を洗い出します。

そして、ターゲットに訴求する内容の広告にブラッシュアップしましょう。想定する買手が多く住むエリアにチラシなどで広告を打ち、必要に応じて不動産ポータルサイトなどのWeb広告の展開を検討します。広くターゲットに物件情報が知られることで、買手がつく可能性が高まります。

内覧対応が悪い

買手は良い住宅が見つかると、実際に内覧して購入の是非を判断します。

内覧した際に売手や不動産会社の対応がよくないと、良い印象を与えられず購入の意欲がなくなってしまうでしょう。例えば、売手や不動産会社に質問しても誠意ある答えがないと、購入対象から外されてしまう可能性があります。

部屋の掃除が行き届いていなかったり、生活感が出ているなど、住宅の状態も同様です。

内覧があるのに決まらない場合

内覧に訪れる人がいるにも関わらず売却が決まらない場合は、以下の2点を見直してみましょう。

【対処法1】内覧対応時の見直し

まず、購入を希望する内覧者に対する丁寧な対応を心がけます。そして、居住中で部屋の中に生活感が漂っている場合は、不要な家具などを処分してすっきりとした状態にすることで、好印象を持ってもらいやすくなります。室内を清潔に清掃し、綺麗なスリッパを用意したりするのもよいでしょう。

また、質問された場合などに隠したりせず誠実に答えることも大切です。

【対処法2】インスペクションを行う

築古の物件の場合、内覧で実際に見ると想像以上に旧く見えてしまい、購買意欲が下がってしまうことも考えられます。耐震性など安全面に対して不安を抱く内覧者もいるでしょう。

そのような場合、専門家が客観的に物件の状態を調査するインスペクションを実施することをおすすめします。インスペクションでは、物件の基礎や壁、床などの劣化状況や欠陥が分かるため、その結果に基づき補修することで、安心して購入してもらえるようになります。

売る時期が悪い

家を売るタイミングを間違えると、売却が難しくなります。 例えば一般的に2~3月は人の移動が多い時期で買手も多いですが、そうした時期を外すと売却のチャンスを逃してしまいます。

また、近くで同じような住宅が売り出されていると、過当競争になり家が売れない原因となるでしょう。特に同じマンション内で同じような間取りの住宅が複数売り出されている場合には、価格競争になってしまう恐れがあります。したがって近くに競合物件があるときには、売却スケジュールをずらすのも一つの方法です。

売り方の判断を間違えている

家が売れない理由の一つには、売り方を間違えている可能性があります。

住宅を売り出す際には、買手に住宅の特徴をアピールする必要があります。買手は不動産情報サイトを見て、内覧するかどうか判断します。したがって不動産情報サイトで、競合物件よりも優位性を訴求できないと、価格面でしかアピール出来なくなくなるでしょう。

売るのが難しい家だから

そもそもその家の需要が少ない場合、売却するのが難しいといえるでしょう。

例えば築年数が古い状態でそのままになっている住宅は、買手は敬遠されやすいです。また交通の便の悪い住宅や田舎にある場合も、買手は現れにくいでしょう。「再建築不可物件」は、いったん建物を取り壊すと新たに住宅を建てられないため、売るのは難しいといえます。

家が古すぎてリノベーションしづらい

築古物件は基礎部分も劣化しており、リノベーションして再販するにも手間と費用がかかってしまいます。そのため、中古マンションを購入した上でリノベーションをしたいと考えている人や、リノベーションを施した上で再販予定の不動産会社から敬遠されてしまっている可能性があります。

立地が悪く不人気なエリアである

人気のエリアや駅近物件、学校や病院、商業施設へのアクセスがいい物件などは買手がつきやすいものですが、立地が悪く不便な土地の場合は売れづらいといえます。また、日当たりや近隣環境などにも課題がある可能性もあります。

再建築不可物件である

物件を解体して新たに家を建て直すことができない物件を再建築不可物件といいます。再建築不可物件は、建築基準法で都市計画区域と準都市計画区域内に設定されるもので、幅員(道路の幅)4m以上の道路に2m以上接していなければならないという接道義務が守られていない物件を指します。この場合、購入後に家の建て替えができないため買手がつきづらくなるでしょう。

引っ越したいのに家が売れない時の解決策

引っ越したいのに家が売れない時の解決策

引っ越ししたいのに家が売れないときは、どうしたらよいのでしょうか。ここでは家が売れないときの解決策について説明します。


他社でも査定依頼し売出価格を下げる

買手が全く現れない場合には、売出価格が高い可能性があります。

不動産会社に再度査定をしてもらい、周辺の相場を確認した上で適切な売出価格に設定し直しましょう。不動産会社により査定額が異なることが多いため、複数の会社から見積もりをとり、より客観的で妥当な価格に調整しましょう。

売却の依頼をしている不動産会社を変更する

住宅が売れない場合は、売却を依頼している不動産会社が適切な活動をしているのか確認しましょう。

買手が現れない、売却活動の状況を教えてくれない、要望を聞いてくれないといった場合は不動産会社が積極的に活動をしていない可能性があります。営業力があり信頼できる不動産会社を探し、変更することも検討してください。

具体的には、媒介契約期間が終わるタイミングで契約更新をしないようにすることになります。検討される場合は、現在の契約内容を確認しておきましょう。

また、賃貸を主な業務にしている会社に売却を依頼しても、売却ノウハウが蓄積されておらずうまくいっていない可能性があります。

さらには、売却を専門とする会社でもエリアや不動産の種類(マンション/戸建)によっても得意・不得意があるため、不動産会社の特徴を踏まえた上で判断しましょう。

家をキレイにする

実際に買手が内覧するまでに、家の中を整理整頓し、きれいな状態にしておく事も重要です。

家がきれいに清掃されてなかったり、生活感が出すぎている場合、買手はそれだけで敬遠したくなります。玄関は買手が最初に目にする部分なため、特にきれいにしましょう。訪れた第一印象がよければ、購入につながる可能性は高くなるでしょう。

忙しくて掃除ができない、掃除してもきれいにならないという場合はハウスクリーニングの利用を検討しましょう。ハウスクリーニングを依頼すれば、掃除のしにくい部分や室内の隅々まできれいにしてくれるため清潔感を出せます。

仲介でなく買取にする

中古住宅

家が仲介で売れない場合は、不動産会社に直接買い取ってもらうことを検討しましょう。 買取のメリットは、市場に出さず不動産会社が直接買い取ってくれるため、短期間での現金化が可能な点です。

また仲介手数料が不要なのも大きなメリットです。

ただし買取の場合は、通常相場価格より割安な価格になってしまうことに注意しましょう。多少儲けは少なくなっても、早く家を売りたい人にはおすすめの方法です。

なお、買取保証付きで媒介契約を結ぶ不動産会社もあります。買取保証付きで仲介してもらえば、一定期間は通常の販売活動を行い、期間内に売却できない場合には買取をしてくれます。

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ホームインスペクションを利用する

ホームインスペクションとは住宅診断ともいわれ、住宅診断専門の資格をもつ方が住宅の調査を行い、劣化状態や欠陥の有無などを把握することです。第三者の専門家が、安全性や性能を評価した住宅ということで、買手が安心して購入することにつながります。

広告や宣伝を見直す

広告や宣伝を変えることで、家を売却できる可能性が高くなります。買手は、広告を見て購入を検討するからです。
そのため、あなたの家が掲載されている広告には必ず目を通してください。

魅力のある広告でなければ、最初の段階で購入リストから外されてしまいます。室内の写真が暗く映っていたり、住宅のアピールが弱い場合は購入を検討してもらえません。その場合は、広告内容を変更するように不動産会社に相談しましょう。

引っ越したいのに家が売れない時の注意点

引っ越したいのに家が売れない時の注意点

家が売れない場合、上記で述べたような対策を打つことで売却できる場合もあります。ただし、次のような点には注意して慎重に売却活動を行いましょう。

売れない家に関する嘘はつかない

売れないといって、家の劣化状況や設備について偽るのはやめましょう。

例えば、家が劣化し雨漏りやシロアリなどの被害を受けている場合には、正直に話す必要があります。もし嘘をついて家を売却し、後で不具合が見つかると契約不適合責任を負わなければなりません。契約不適合責任に問われると、損害賠償や契約解除を求められることもあります。

したがって早く売却したいときでも、不具合については不動産会社に包み隠さず話しておくようにしましょう。

査定時には複数の不動産会社から見積もりを取る

不動産会社は媒介契約をとるために、相場よりあえて高く査定をする場合があります。そのため最初の段階では売出価格を高く設定してしまい、いつまでたっても家が売れないという状況になりかねません。

しばらくして不動産会社から売出価格の値下げを提案され、思わぬ安い価格でしか売却できなかったというケースも考えられます。したがって査定をとる場合には、複数の不動産会社から見積もりをもらった上で、適切な売出価格を検討しましょう。

不動産会社に相談する前に独断で対処をしてしまう

不動産会社に相談せずに、自己判断で対処することはやめましょう。家が売れない理由がどこにあるのか、自分一人で判断するのは難しいことです。

「売れない原因は家が古いからだ」とまっさきに考えてしまい、資金をつぎ込んでリフォームする人もいるかもしれません。

しかしリフォームにかかった費用を、自分の希望通りに売出価格へ上乗せできるとは限りません。大金をつぎ込んだ場合には、新たに購入する住宅の計画に支障をきたすこともあるでしょう。

また中古住宅を購入する人の中には、できるだけ安く購入し自分の好みの家にリフォームやリノベーションしたいと考えている人もいます。自分の判断だけでリフォームをした場合、こうした検討客を逃してしまいかねません。
なお、家自体が売れない理由の場合もありますが、周辺環境・交通の便など、家以外が原因となることもあり得ます。

したがって売れない理由を自分だけで決めつけないで、信頼できる不動産会社を探して相談し、慎重に判断しましょう。

売れない家の買取はインテリックスへご相談ください

家が売れないことでお困りの方は、ぜひインテリックスへご相談ください。

インテリックスとは

リノベーションマンション事業を中心とした、不動産の仕入や企画、運営、販売、管理業務などを担うリノベーション総合企業。中古物件の自社販売や仲介、リノベーションはもちろん、リノベーション済み物件の販売、リノベーションを施してからの売却のお手伝いなど、さまざまなサービスでお客様の暮らしをサポートしています。

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マンション買取歴25年、2万戸以上と実績も豊富

インテリックスのマンション買取歴は25年以上に渡ります。買取件数も2万件以上(2023年5月現在)と豊富な実績を有しています。仲介で売れないマンションはもちろんのこと、築古や訳あり物件など売りづらい物件も積極的に買取しています。

上場会社としての信頼性

インテリックスは、東京証券取引所スタンダード市場上場企業です。2005年の上場以来、お客様第一主義で数多くの取引を行ってきました。迷惑な営業電話も一切行いません。不動産の売却でお困りごとがあれば、お気軽にご相談ください。

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売れない原因を分析して改善しよう

家が売れないという場合の代表的な課題や原因について解説してきました。価格設定が誤っていたり、宣伝が足りていなかったり、物件自体の魅力に課題があったりと、様々な理由が考えられるので、まずはその課題を見極めることからはじめます。そして、信頼できる不動産会社などに相談しながら対策を講じることで、売却につなげましょう。

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