お役立ちコンテンツ

リバースモーゲージと不動産担保ローンとの比較・違い

生活資金確保に不動産の活用を

令和元年6月3日に金融庁から「高齢社会における資産形成・管理」報告書が提示され、「人生100年時代」に突入する中、年金の受給額が減るですとか生活資金が2,000万円不足するといった報道が多くあったのは記憶に新しいところです。現金が少なく不動産の形で資産を多く持つ日本の家計の現状から、不動産を活用した資金確保方法である「リバースモーゲージ」と「不動産担保ローン」が注目されています。この2つを比較解説します。(最終更新:2020/9/7)

リバースモーゲージとは?

リバースモーゲージ図解

1.ご自宅を担保に設定し、2.銀行が融資上限額まで定期的に融資を行います。3.借受人が退去若しくは亡くなられた後に不動産を売却しその代金により返済を行います。

リバースモーゲージは、ご自宅等の資産を、金融機関等に担保として提供します。お客様のご資産の状況に応じて、金融機関等は「融資上限額」を設定します。 お客様は、ご自宅をご利用の間は「融資上限枠」を上限として、定期的に、もしくは随時に、金融機関等から融資を受けることができます。一般的には、ご所有者様が退去又は亡くなられた後、土地建物を売却して返済に充てる形となります。

不動産担保ローンとは?

不動産担保ローン図解

1.ご自宅を担保に設定し、2.銀行から一括で融資を受けます。3.毎月に元本と利息分を返済します。4.返済できない場合は不動産を売却して返済原資とします。

不動産担保ローンは、ご自宅等の不動産資産を担保とし、金融機関等から一括で融資を受け、その後月々元本+金利を返済していくサービスです。返済が滞る等、返済が難しい状況となった場合には、担保としている不動産を金融機関等が売却し、ローンの返済に充てられます。

次に、もう少し具体的に、両者を比較していきます。

リバースモーゲージと不動産担保ローンとの比較・違い

リバースモーゲージと不動産担保ローンの比較・違い

リバースモーゲージの仕組みは、不動産を担保として借入金を年金の形で受け取るサービスです。お住いになる方の死亡後に売却して返済に充てます。一方で不動産担保ローンは、自宅等を担保として一括で借受けし、月々返済していきます。

リバースモーゲージと不動産担保ローンの共通点

「不動産担保ローン」と「リバースモーゲージ」は、ご自宅等の不動産資産を担保として融資を受けること、ご自宅の所有権はお客様のままであり、移転しないという点に於いて共通しております。では何が異なるのかを解説していきます。

徐々に借りる「リバースモーゲージ」

「リバースモーゲージ」は融資上限が設定され、その上限まで徐々に融資を受けていくという形が通常です。ですので、仮に金利が同じであれば、融資を受ける金額が徐々に累積して行く形となります。また借入の期間は、金利分のみを支払う形となります。元本部分の返済は、お住いになる方が退去若しくは亡くなられた後、お住いの売却により行われる形となります。また資金の用途が基本生活費や建物の微修繕等、用途に限定があるという特徴があります。また、リバースモーゲージは、お借入期間中は元金の返済は不要で、金利分の支払いのみでの形であることが特徴の一つです。

一括で借りる「不動産担保ローン」

一方で「不動産担保ローン」は、一般的に一括で融資を受けたのち、元本と金利を月々に返済する形となります。不動産担保ローンで調達した資金の使途はリバースモーゲージと比較して幅広い用途で活用可能という特徴があります。ですので個人事業主や法人が運転資金、設備投資資金を調達する際にも用いられます。また、不動産担保ローンは比較的短期間に元本+金利 を返済していく形が基本となります。

「リバースモーゲージ」と「不動産担保ローン」どちらを選ぶか?

リバースモーゲージは将来、ご自宅を所有されている方が退去若しくは亡くなられた後、担保としていた土地・建物を売却した現金で返済する形になります。つまり、最終的にはご自宅を売却することとなります。(ローンを返済して、土地建物を抵当から外すことも、可能です。)ですので、対象となる土地・建物を最終的には手放す形ことに抵抗感の無い方に好まれる傾向にあると言えます。

一方で不動産担保ローンは、月々にローンを返済し、最終的には返済を終えることを想定した商品性になっております。あくまで借入は一定期間にとどめ、借入金をすべて完済し、将来はご自宅を相続人様へと継ぐことをお考えの方に使いやすい商品になっている傾向にあります。

つまり「リバースモーゲージ」と「不動産担保ローン」の両方が、ご自宅を担保に資金を調達し、元本+金利を返済するサービスという部分では基本同じサービスとなります。ですが、元本の返済が「将来」なのか「今」なのか、という違いが最も大きな違いとなります。

上記のように仕組みが異なりますので一概に優劣という話ではなく、ご自身の考え方や将来のイメージに合ったサービスを選択する事、実際にサービスが必要となった際にすぐに行動に移せるように、ご自身の自宅がサービスの対象とできるかを調べておくことが肝要です。

※1 弊社独自の見解に基づき作成しております。詳細条件は各サービス提供会社にお問合せください。

この記事を書いた人:平城智隆(ひらじょう ともたか)

株式会社インテリックス リースバック事業部 に所属。 サービス・商品と紐づく業務の企画設計を主に担当しています。
得意なジャンルはリースバック・不動産小口化・テクノロジー。経験に基づいた記事で読者に信頼性の高い情報を提供すべく日々奮闘中。不動産証券化マスター・宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・貸金業務取扱主任者。読書と旅行が趣味。

家に住みながら資金を調達できる方法を教えるガイド記事

リースバックと不動産担保ローンとの比較・違いを徹底解説

この記事を見た人は
こんな記事もみています。

リースバックをご検討の方

お問い合せ(無料)

資料請求はこちら

0120-217-217

受付時間 10:00~18:00